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特集 環境について今できること。-脱炭素社会(カーボンニュートラル)の実現に向けて- 2

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愛媛県八幡浜市

■八幡浜市の地域脱炭素推進事業
八幡浜市では、2050年までに「脱炭素社会を実現すること」※(1)を目指して、事業を展開してきました。これからも、災害に強く持続可能な地域社会の実現に向け、市民・事業者の皆さんと協働して取り組んでいきます。

◆これまでの取組
・地球温暖化対策実行計画の策定
・「脱炭素推進室」の新設
・公共施設(市民スポーツセンター)への地中熱システムの導入(「Topic」を参照)
・新エネルギー設備等導入費補助
・生ごみ処理容器設置等補助
・廃食用油の回収・資源化
・家庭向け省エネセミナーの開催 など

◆新たな取組
・公共施設から率先して脱炭素推進(再生可能エネルギー導入、照明LED化、電動車導入など)
・民間における再生可能エネルギー導入、省エネ化の推進
・松蔭地区公民館をZEB(ゼブ)※(2)水準で建設
・EV車充電インフラ整備
・環境教育および情報発信強化 など

※(1)令和4年6月に「ゼロカーボンシティ宣言」を表明し、温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を目指しています。
※(2)省エネ対策により一次エネルギー消費を削減したうえで、再生可能エネルギー等の導入により、エネルギー収支をゼロにすることを目指す建築物のこと。

▽Interview
次代の子どもたちのためにできること
生活環境課 脱炭素推進室 河野有紀室長
私が所属している「脱炭素推進室」は、国・県などの外部機関や、庁内の関係部署と連携しながら脱炭素施策を専属で行うため、今年度新設された部署です。脱炭素化の必要性を市全体に共有する取組や、省エネルギー対策の推進・再生可能エネルギーの導入促進に関する事業に取り組んでいます。
次代の子どもたちへ豊かな自然環境を引き継いでいくために、4・5ページを参考にできることからはじめてみましょう。

私がやっている脱炭素行動
・物を買うときは本当に必要かよく考える。
・普段の生活で使うものは、修理しながら長く大切に使う。

◆Topic
▽動画で学ぼう!地中熱活用!
八幡浜市では、「地中熱」を再生可能エネルギーとして積極的に活用し、地域の脱炭素を推進するモデルとするため、令和5年2月に八幡浜市民スポーツセンターへ地中熱を利用した空調システムを導入しました。
また、地中熱システムの仕組みや、再生可能エネルギーを積極的に利用して地球温暖化対策を進める必要性について、映像などを使って分かりやすく説明した啓発動画を作成しています。市HPに掲載していますので、ぜひご覧ください。

■八幡浜市熱中症対策健康会議 開催
「一人ひとりが熱中症に気をつけよう」
5月15日、熱中症対策健康会議を開催し、市や民間事業者らの取組について情報交換しました。この会議は、大塚製薬株式会社との包括連携協定の取組の一環で、今回が1回目。今後、官民で連携して、熱中症予防の普及啓発活動に取り組みます。
熱中症についての正しい知識を持つことは、万が一の時にあなたやあなたの大切な人の命を守ることにつながります。熱中症による健康被害を起こさない・重症化させないために、下の予防行動を覚えておきましょう。

▽Interview
気軽にお立ち寄りください
フジグラン北浜 武田洋人 店長
私たちは地域に根ざす小売業として、地域のくらしに寄り添い、環境活動や防災・減災活動などさまざまな活動を通じて、地域の拠点となるよう取り組んでいます。
この度、クーリングシェルターとして指定を受けたことも、地域に協力できる活動の中の一つです。ほっと一息つける場所として、気軽に休憩や散歩でお立ち寄りください。

■熱中症予防のために
▽暑さを避ける

出典:厚生労働省「熱中症予防のために」

▽こまめに水分補給
室内でも、外出時でも、のどの渇きを感じていなくても、こまめに水分・塩分などを補給しましょう。

▽高齢者や子ども、障害のある方は、特に注意が必要です!
熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。
高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能が低下しており、暑さに対するからだの調整機能も低下しているので、注意が必要です。
また、子どもは体温の調節能力がまだ十分に発達していないので、特に気を配る必要があります。

市では、熱中症特別警戒情報が発令された場合や、夏季などの日中に市民が暑さから避難する場所として、クーリングシェルターを設置しています。

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