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愛媛県内子町

■訓練で培った技術と絆で挑む「消防操法大洲喜多地区大会」
「第34回愛媛県消防操法大洲喜多地区大会」が6月2日、大洲市で開かれました。
今回実施した「小型ポンプ操法の部」では、4人組で消防用ポンプを使って放水し、火点に見立てた的を倒す速さや正確性を競います。開会式では五十崎分団第2部の矢野慎太郎(しんたろう)さんが「訓練中、支えてくれた家族や仲間に感謝し、全力で挑みたい」と選手宣誓をしました。
出場した全11チーム中、内子町からは大瀬・満穂・五十崎・田渡の4分団が参加。応援の団員が見守る中、日頃から訓練を重ねた選手たちが機敏な動きを見せました。結果は大瀬分団第4部が見事優勝。悲願の県大会出場を決めました。また優秀選手賞に内子町から次の団員が選ばれました。

◇優秀選手賞
(※優秀選手賞の氏名については本紙をご覧ください。)

■古典と現代の笑いが融合 南原清隆さんらが描く本格狂言
タレントの南原清隆(きよたか)さん、狂言師の野村万蔵(まんぞう)さんらによる狂言公演「古今狂言会内子町公演」が6月9日、文化交流センタースバルで開かれました。
8年前にも内子町で公演をした南原さん。狂言について「言葉は難しく聞こえても笑いのお芝居。笑ってもらえるほどうれしい」と会場に呼びかけます。舞台では、主人の留守中に酒を盗み飲もうとする「樋(ひ)の酒」、お経を知らない坊主が説法を試みる「魚(うお)説法」など古典的な演目の他、AIを題材にした新作狂言「ちょっとGPT」を上演。本格的な狂言の中に笑いの要素が詰まった内容で、来場者は「狂言を身近に感じられた」「古典も、現代的な新しい狂言も楽しめた」と満足そうでした。

■木蝋で栄えた内子の歴史を学ぶ 中学生が昔の道具で蝋搾り体験
内子中学校の「蝋(ろう)搾り体験学習」が6月13・14の両日、木蝋資料館上芳我邸で行われ、同校の3年生が参加しました。木蝋生産で栄えた町の歴史を後世に伝えることを目的に毎年開催しています。生徒たちは製蝋業について学んだ後、ハゼノキの実をカラサオでたたいて外す作業や、「立木式蝋搾り機」で生蝋を搾り出す作業などに挑戦。慣れない作業に苦労しながらも、八日市・護国町並保存会の有志の皆さんの指導を受けて一連の作業を体験しました。
山本明日香(あすか)さんは「当時使われていた道具を見るのも、触るのも初めて。昔の人の苦労を知ることができて、いい経験になった」と目を輝かせました。

■小田分校生がインターンシップ 将来の仕事について考える3日間
内子高校小田分校のインターンシップが6月11~13の3日間、町内外の事業所など10カ所で行われ、2年生16人がそれぞれ関心のある職場の様子を学びました。町並み保存に興味があるという源田大空(そら)さんは、内子町役場で職場体験。内子座を見学する小学生を職員と一緒に案内したり、上下水道対策班で水質検査をしたりするなど、幅広い業務に触れました。源田さんは「内子に自分の知らないことがたくさんあり、いろいろな仕事が町のためになることが分かった」と振り返りました。

■まちの宝を見つめ直す文化講座 住民が愛した芝居小屋の魅力に迫る
「コミュニティ・カレッジin内子」が6月20日、内子自治センターで開かれ、ライブ配信を含め高校生など101人が参加しました。
講演では愛媛大学地域資源マネジメント学科准教授の井口梓(あずさ)さんと、ゼミ生4人が登壇。かつて小田地域に存在した「八幡座」「突合座」など6カ所の芝居小屋に関する聞き取り調査の結果などを発表しました。井口さんは「歌舞伎や映画なども上映された貴重な娯楽の場。顔を合わせる住民の結びつきを強める役割もあった」と解説。受講者は興味深そうに聞き入っていました。

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