文字サイズ
自治体の皆さまへ

キラビト Vol.12

31/48

愛媛県四国中央市

2023年度 全日本学生
室内テニス選手権大会
男子シングルス 優勝

筑波大学 硬式庭球部 主将
中村元(げん)さん(21)

2002年 金生町山田井生まれ
金生第二小→川之江北中→新田高→筑波大学
主な戦績
2019年 JOCジュニアオリンピックカップ準優勝
2023年 全日本学生テニス選手権大会ベスト4
2023年 全日本学生室内テニス選手権大会優勝

■テニスセンターが遊び場
家が「かわのえテニスセンター」のすぐ近くで、小さい頃からカブトムシを捕ったりしてよく遊んでいました。
市のテニス協会で地域の子どもにテニスを教える父の元で育ちましたが、私にテニスという「遊び」を最初に教えてくれたのは、ここでテニスをしていたシニアの人たちだったと思います。小学1年生の時でした。

■体が小さかった少年時代
小学校の高学年からは、県外のテニススクールにも通うようになり、本格的にテニスに打ち込みました。ただ、当時の私は体が小さく、身長はクラスで前から1、2番目。同年代の選手とは20cmほど差があり、力では敵いませんでした。
自分よりも大きく、力がある選手に勝つために私が徹底したことは、「ミスを無くす」ことでした。自らのミスを減らし、相手のミスを誘う技術と戦術を磨きました。

■伝統行事で培った持久力
体格では、同年代の選手から遅れを取っていた私ですが、誰にも負けない武器がありました。それは持久力です。1試合が1〜2時間にも及ぶテニスは、持久力が求められます。特に私のプレースタイルは、粘り強さが重要なんです。
私が通っていた金生第二小学校には、「朝マラソン」という伝統行事があります。そこで培った持久力が私の武器になりました。
中学2年生ぐらいから身長が伸び始め、ようやく同年代の選手たちに体格や力が追いつきました。技術と戦術に力が組み合わさったことで、試合で結果が残せるようになりました。

■もう一つの日本一へ
私が所属する筑波大学の硬式庭球部は、この秋17年振りに関東大学テニスリーグの一部リーグに昇格しました。孤独なスポーツという印象のあるテニスですが、学校を背負って戦い、チームのみんなで勝利をつかむ団体戦が私は大好きです。
今の目標は、主将としてこのチームを日本一に導くことです。そのためにも、私自身、今以上の力を付ける必要があると感じています。

■強くなるために
テニスには心技体の全てが必要です。強い力でボールを打つだけでは勝てません。長時間戦い抜く精神力や持久力、ショットの技術はもちろん、試合をコントロールする戦術も大切です。
でも、一番大切なことは「テニスが好き」であることです。トップクラスの選手であっても、テニスを嫌いになって途中で辞めてしまうことは珍しくありません。
テニスをしていて「楽しい」と思う気持ち。「テニスが好き」という気持ちを持ち続けることが、何よりも大切だと思います。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU