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肱川とともにVol.4

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愛媛県大洲市

自然豊かな清流・肱川。その美しい流れを守ろうとさまざまな取り組みが行われています。今回から2回にわたって肱川の環境についてお知らせします。

■肱川の自然環境
肱川流域は、上流の宇和盆地や中流の大洲盆地を除いたほとんどの部分が山林で覆われ、自然が多く残されていることから、地形や気候特性に応じた多種多様な動植物が生息・生育しています。その豊かな生態系から、大型鳥類であるコウノトリやツル類も飛来するほか、県立自然公園に指定されている鹿野川ダムは、日本屈指のオシドリの休息地として知られています。アユやカジカ(ヨシノボリ)など市民の生活に密着した魚類も豊富な清流肱川。これからもたくさんの生き物と共生できる環境を守っていくことが大切です。

◇水質が最も良好な河川2023(国土交通省)

■肱川の環境を守るために
人々に多くの恵みを与え、固有の風土と文化を育みながら、生活に潤いと調和をもたらしてきた肱川。この清流を保全するため、大洲市では、平成13年6月に肱川清流保全条例を制定しました。この条例で定める目指すべき清流の姿「水深3~5メートルくらいまでであれば川底までよく見える川」「美しい景観が保たれ、住民の生活環境と調和している川」を目標に、市民・事業者・行政が一体となって環境保全に取り組んでいます。
また、肱川流域の市町と国土交通省、愛媛県が連携して「肱川流域清流保全推進協議会」を平成14年7月に設置しました。河川の水質を改善するために下水道の整備、合併処理浄化槽の普及啓発をはじめとした汚水処理人口の拡大や、家庭での食用油の正しい処理、洗剤の適正な使用の啓発などを継続して行っています。
その成果として令和5年に国土交通省が実施した一級河川の水質調査で、肱川水系肱川が全国の「水質が最も良好な河川」に吉野川や四万十川などと共に選ばれました。
これからも「みんな輝く肱川流域のまち」を目指して、みんなで環境保全に努めていきましょう。

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