■いじめゼロを目指して
新居浜市いじめ撲滅大使 山田 洸誓(こうせい)さん
子どもたちにいじめの怖さや、命の尊さを伝え、いじめ防止につなげていくことを目的とした新居浜市いじめ撲滅大使に、本市出身で正道会館KCIEL(カシエル)代表の山田洸誓さんが就任しました。
山田さんは、2016年と2017年に全日本空手道選手権大会で二連覇。その後、格闘技団体RISE(ライズ)に参戦し、2019年には第4代RISEスーパーライト級王者に輝くなど、第一線で活躍しました。2022年に現役を引退し、現在は市内に正道会館KCIELを開設。3歳から大人まで幅広い年代を対象に、空手やキックボクシングを教えたり、パーソナルトレーニングを行ったりしています。
現役時代から「新居浜市のために自分にできることは何だろう」と考えていた山田さん。いじめ撲滅大使就任の声が掛かった際、武道を通して培った礼儀や人に対する思いやりを若い世代に伝えていくことで、いじめが一つでもなくなればと思い、就任することを決めました。
自分がいじめをしているつもりがなくても、「相手は嫌な気持ちになっていたり、傷ついていたりすることもあるかもしれない」、人によって感性は違うからこそ「相手の気持ちを思いやることが大切」と山田さんは話します。普段空手を教えるときにも、礼儀や人間形成に重きを置き「人として大切にするべきこと」を教えています。
今後は学校での講演会など、いじめ撲滅の啓発方法を模索しながら取り組んでいきます。「いじめゼロを目指して、新居浜市をいろいろな角度から盛り上げていきたいです」
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