■12月市議会定例会
◆一般質問
12月12日(火)から12月14日(木)の3日間の日程で、13人の議員が一般質問を行いました。紙面では一部の質問を要約して紹介します。なお、未掲載の質問については、会議録やホームページをご覧ください。
◆12月12日(火)
▽自民クラブ 仙波憲一議員(30分)
(1)行政改革について
問:経済的インセンティブを伴わない行政改革を進めるためには、非強制的で良い選択を促す手法のナッジ理論は重要である。本市では税において活用しているが、その成果を伺う。
答:令和4年度から市税、国民健康保険料などの口座振替を勧奨するお知らせにナッジの概念を活用している。その結果、口座振替の申込件数は徐々に増えており、納期内納付の促進が図られている。また、平成31年度から国民健康保険における特定健診のお知らせにナッジ理論を導入した結果、受診率向上などの成果が得られている。
(2)教育委員会の行政改革について
問:働き方改革ではエビデンスに基づき政策を評価し改善を行う。このアプローチにより、政策の効果的な運用が促進され、教育委員会の質の向上に寄与すると考えるが取り組み状況を伺う。
答:働き方改革の推進においては、さまざまな取り組みの効果の検証が必要不可欠であるため、学校用グループウェアを活用し、エビデンスの収集に努めている。このような取り組みを進めつつ、総合教育会議などにおいて、市長と十分な意思疎通を図りながら、エビデンスに基づいた政策立案に努めるなど、教育課題に対応した取り組みを進めていく。
(3)中小企業対策について
(4)環境問題について
▽みらい新居浜 合田晋一郎議員(30分)
(1)国際化の推進について
1.国際交流の推進
2.多文化共生社会の推進
3.国際化を進める体制づくり
(2)ベトナムとの交流について
1.高度外国人材の受入れ
問:特定の技能や専門知識を持つ外国人材を獲得するためには、受け入れ環境を整え、選ばれる新居浜市を目指さなければならないと感じるが、どのように取り組まれるのか伺う。
答:企業に対し、高度人材確保支援事業や外国人人材活用支援事業で支援を行っている。外国人に対しては、国際交流協会内に設置した相談窓口で関係企業などとのネットワーク構築や生活支援に取り組むとともに、増加が見込まれる外国から本市を訪れる多様な人材が、安心して生活し、住み続け、活躍してもらえるよう支援に努めたい。
2.都市間交流
問:ベトナムのダナン市、ホイアン市との交流は多くの可能性を秘めている。経済や文化の面でのさらなる都市間交流や協力を期待するが、今後の展望を伺う。
答:都市間交流に取り組むことは、同国内での当市の知名度向上、日本での就労地に当市を選ぶきっかけになるなどのメリットがあり、交流先の文化を紹介することで市民の国際意識の向上にも寄与すると考える。今後も両市との都市間交流を継続し、相手方に当市の魅力を十分に感じてもらった上で、お互いの友好交流に対する機運を高めたい。
3.観光マーケティング機能の導入と受入体制の充実
▽公明党議員団 黒田真徳議員(30分)
(1)経済対策について
問:国からの重点支援地方交付金の活用について、物価高騰の影響を受けた市民の生活を守るため、より多くの人が利用できる取り組みとしてほしいと考えるが、所見を伺う。
答:長引く物価高騰の影響は幅広い市民に及んでいると認識しており、より多くの市民に直接的に効果が及ぶ事業をできるだけ早期に決定し、予算化、事業着手できるよう取り組んでいく。
(2)防災、減災について
1.電源確保
2.避難所運営
問:災害時の避難所ごとの運営について、行動の基本となる避難所運営マニュアル、運営ルールの作成が急務と考えるが、市の現状と今後の取り組みについて伺う。
答:避難所運営に関する基本原則を記載し作成したマニュアルを基に、各校区の自主防災組織に避難所運営マニュアルの作成を働きかけている。今後は、連合自治会防災部を通じ、避難所運営マニュアル作成の勉強会などを開催し、防災士ネットワークによるHUG訓練などを通じて、避難所運営に関する知識の向上と意識の醸成を図りながら、未作成の校区、地区でも可能な限り早期に作成できるよう進めていく。
3.学校の水害対策
4.安否確認
(3)高齢者の住みやすいまちづくりについて
1.通いの場
2.ボランティア
3.高齢者の見守り
4.身元保証等高齢者サポート事業
5.市営住宅
(4)地産地消について
(5)食品ロス削減について
▽自参改革クラブ 伊藤義男議員(30分)
(1)本市の健康政策について
1.死亡者数、出生数、救急出動件数
2.XBB株対応ワクチンの接種状況
3.ワクチン副反応の周知とワクチン健康被害救済制度
4.新興感染症予防に関する正しい知識の普及啓発
5.HPVワクチン
問:HPVワクチンの副反応はさまざまあるが、自分の意思とは全く違った動きをしてしまう不随意運動に悩まされる被害者も少なくない。副反応の情報啓発について、本市の評価を伺う。
答:子宮頸がんワクチン接種の対象者に予診票などを個人送付する際に、ワクチンに関する詳細版パンフレットを同封し、HPVワクチンの効果や副反応の詳しい症状、接種後の健康観察、健康被害があった場合の予防接種健康被害救済制度、HPVワクチンに関する相談先一覧などを知らせており、ワクチン接種に関する重要な情報を、対象者やその保護者に対し適切に周知啓発できているものと評価している。
(2)AI等の利用について
1.教育現場の状況
2.チャットGPT・AIの利用
(3)障害者の余暇について
1.市内の障害者数の推移
2.障害者の余暇施設
3.障害者の自立
4.笠岡市障がい者集いの場ばぁー
問:「ばぁー」は、福祉的就労を利用する障害者の余暇の居場所として活動し、その保護者の休息や就労支援を図ることが設置の目的だが、本市に同様の施設ができた場合の効果を伺う。
答:保護者の就労支援および介助の負担軽減が図られ、利用時の本人の疲れ具合や過ごし方によるが、障害者の自立や社会参加の促進にも一定の効果が期待できるものと考えている。
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