文字サイズ
自治体の皆さまへ

[特集2]空き家問題 一緒に考えませんか?(1)

3/33

愛媛県東温市

近年、人口減少や高齢化にともない空き家が増えています。
所有する物件の状態を把握したうえで、管理計画を立てることが大切であり、まずは相談することが解決の第一歩です。

■空き家を放置するリスク
・道路や隣家にまで草木や雑草が伸びる
・電線にかかるくらい立木が生い茂る
・軒板が歪み、瓦が落ちる。塀が崩れる
・小動物などが侵入し、棲みつく

◆空き家の所有者は高齢者が多く維持管理が困難な現状
平成30年住宅・土地統計調査では、市内の空き家数2,380戸のうち一般住宅の空き家は、1,170戸となっています。また、令和元年空き家所有者実態調査(国土交通省住宅局実施)では、空き家所有世帯で家計を主に支える人の年齢は、65〜74歳が41.0%、75〜84歳が16.9%となっており、高齢者の割合が半数以上となっています。所有者本人が動けるうちに準備を始めることが重要です。

◆空き家を放置することでさまざまなリスクが高まります
放置された空き家の周辺住民から、瓦の落下や剥がれた外壁の飛散、野生動物の棲みつき、害虫の発生などの苦情や相談が相次いでいます。これらは景観面や衛生面だけでなく、不審者の侵入や、倒壊した場合には避難誘導を塞ぐなど、防犯・防災面を含めて多岐にわたる問題に波及します。また、それらにより他者に被害を与えた場合は、所有者に賠償責任が発生する可能性もあります。

◆空き家の半数以上が旧耐震基準で建築された建物
平成28年9月の空家等実態調査(市が実施)で判明した空き家等に対して平成30年に実施したアンケート調査によると、建築時期が昭和55年以前の建物(旧耐震基準で建築)は全体の61.4%を占めており、災害等での影響が懸念されます。空き家を利活用する場合には耐震診断事業、防災上危険性が高い空き家には、除却費に対する補助制度を活用できます。(詳細は都市整備課まで)

◆市内の利活用可能な建物は?
状態の良い空き家は積極的に利活用し、危険な空き家は早期に除却することが安全・安心な住環境づくりに繋がります。


市空家等実態調査(H28)

ランクA:小規模の修繕で利用可
ランクB:当面の危険性は少ない
ランクC:損傷が激しい
ランクD:修繕などの緊急度が高い
ランクE:解体などの緊急度が高い

◆空き家の「困った」聞いてみました

市空家に関するアンケート調査(H30) ※一部抜粋

◆空き家所有者が希望する支援
「困っていること」「希望する支援」は繋がっています。
(1)不動産・建築・法律・税金等の専門家による相談(売却額や賃貸料、解体方法や費用、管理を依頼する場合の費用、税金や相続などの法律的な問題、空き家を放置した場合に起こりうる問題など)
(2)解体費用の補助
(3)改修費用の補助
(4)管理代行者の紹介

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU