こんにちは!砥部町地域おこし協力隊の佐伯靖治(さえきやすはる)です。
僕の住まいは川べりのマンションですが、先日、駐車場でミドリガメを保護してしまいました!「してしまった」という表現になるのは、ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)の規制が始まったというニュースを見た記憶があったからです。調べてみたところ「条件付特定外来生物」といい、アカミミガメやアメリカザリガニは、これまで通りペットとして飼育できますが、野外に放すことは禁止されているとのこと。
マンション住民がペットとして飼育していた亀が脱走した可能性もあるので、探しに来るかも知れないとバケツに水を入れてエントランスで保護していましたが、しばらく経っても来られませんでした。「そういえば小学生のころ実家で飼っていたな」と懐かしく思い、これも何かの縁だと我が家で引き取ることにしました。
日本自然保護協会が行った「2023年自然しらべ」で野外で観察されたカメを調査した結果、最も多く確認されたのはアメリカ原産のミシシッピアカミミガメで約55%を占めていたそうです。環境省のHPによると、1950年代後半から幼体がペットとして輸入され、1990年代半ばには年間100万匹が輸入されていたそうです。最初は手のひらに乗るかわいいサイズですが、成長すると30cm程になり40年近く生きるそうで、飼いきれず捨てられた個体が在来種を圧迫するなど、生態系に影響を与えているそうです。
SDGs15番目の目標に「陸の豊かさも守ろう」とあります。自分一人で出来ることには限りがありますが、砥部町の豊かな自然を守るために出来ることを、そこに住む人それぞれが考えるきっかけのひとつとなれば幸いです。
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