~超高齢社会を迎えて…高齢者の人権~
砥部町では、乳幼児から高齢者まで、すべての町民が幸せを実感できるまちを目指しています。今年3月のデータによると、町内の65歳以上の人口は、7、124人で、全人口に占める割合は、約35%となっています。
昨年度実施した町民対象の人権に関するアンケート調査では、多くの人権課題がある中で、最も関心のある人権課題は「高齢者に関する課題」であることが分かりました。
■高齢者をとりまく環境
近年、高齢者に対する様々な虐待や介護放棄、不当な財産処分、振り込め詐欺(さぎ)や悪徳商法など、高齢者の人権が侵害される事例が多発し、社会問題となっています。
また、高齢者に関する人権課題については、先ほど紹介した砥部町の人権意識調査では、
・働く能力を発揮する機会が少ない
・情報が十分に伝わらない(情報弱者となっている)
・高齢者が暮らしやすい町づくりや住宅づくり(バリアフリー)が進んでいない。
などの点が指摘されています。
■高齢者の人権確立のために
だれもが地域で幸せに暮らすことができるまちの実現のためには、豊富な知識と経験を持っている高齢者の幸せの実現が不可欠です。
高齢者の人権を確立するためには、人を年齢で決めつけることなく、人権保障の基本である、一人ひとりが互いを認め合い、尊重し合うことが大切です。
そして、砥部町で生まれた方、縁あって砥部町に移り住んだ方の老いを迎えるにあたっての幸せ、つまり、人権を保障することは、共に生きる者の務めではないでしょうか。
問合せ:社会教育課社会教育係
【電話】962-5952
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