今回は川登にある坪内家の近くを散歩してみました。砥部川のすぐそばで清涼感を感じられるさんぽでした。
■ウォーキング情報
坪内家からゴール地点まで約750m、歩いて15分くらいでした。歩いたのは午前9時頃。日差しの強い日でしたが、山からのひんやりした空気と川からの風で比較的涼しく歩けました。でも、今の時期は暑さに気をつけてください。道中は砥部焼の窯元もあります。ほたるも舞う砥部川ですが、大きくカーブしたところでは、ダイナミックな水の流れも見られます。
■坪内家
江戸時代の終わり頃に川登の水車業(水車の動力を使う仕事)を一手に引き受けていた旧庄屋です。170年前の嘉永7年(1854年)に建築され、その後増改築をしています。現在はNPO法人とべ・TOBEが保存・活用・イベントを行っていて、夏は流しそうめんを開催して涼を提供しています。
〇坪内家流しそうめん(ミニおにぎり付)
川登地区の原木しいたけで出汁をとった自慢のめんつゆで!
営業日:土曜日・日曜日・月曜日※7・8月のみ
営業時間:11時~14時まで※整理券が配布されます。
料金:中学生以上600円、小学生300円、幼児200円
他にも、わさびいなりずし・やきとりなどもあります。
■砥部陶磁器原料
その名のとおり、砥部焼の原料となる粘土を全国でもめずらしい製法で生産していて、現在は3代目となる佐川啓二さんが継いでいらっしゃいます。工場内では、先に鉄製の鋳物がついた餅つきの杵のような木材が砥石の上を上下して砕き、水と土が混ざった泥漿(でいしょう)の上澄みの細かい粒子を粘土にします。この工程を水簸(すいひ)といいます。水簸で作られた粘土は粘り気があり、不純物の少ない粘土になるとのこと。品質のよい粘土を作るためにも、今の製法をこれからも守っていかれるそうです。
※詳しくは本紙をご参照ください
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