■実験や工作を通して、ものづくりの楽しさを感じてほしい
ものづくりの楽しさは、自分で体験して初めて気付くもの。学校では習わない、もっとわくわくするような実験をしてほしいという思いで小学5・6年生を対象に「ものづくり科学創造クラブ」は活動しています。クラブは、科学やものづくりに精通する企業OBと市内小学校教師が、それぞれの得意分野で実験や工作を教えています。日頃見る機会が無いものづくりの現場を、実際に目で見て体感してもらいたくて、地元企業の工場見学に行くことも。
子どもたちの知りたい、学びたい、触れたい、という純粋な思いに僕たち大人がちょっとだけ手助けをしてあげれば、あとは自分たちで興味を持って楽しいと感じてくれるはず。それで将来科学の分野に進み、大人になってから地元の企業に入りたい、西条に戻りたい、と思ってくれたらこの授業は正解かなと思います。だから、もっと他の先生たちにも知ってもらって、ずっとこの活動を引き継いでいきたいですね。
渡辺達也(たつや)さん
西条市ものづくり科学創造クラブ
大町小学校教諭。ボランティアで同クラブに参加するメンバー。ものづくりの楽しさを伝える。巧みなトークは子どもたちに大人気
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