災害時は断水等で水が不足するため、飲料水が優先されて、いつものように歯みがきができにくくなります。
また、避難生活では環境の変化によるストレスや免疫力低下により感染症等で亡くなること、いわゆる災害関連死の予防が重要であり、お口のケアは予防の一助となるといわれています。
◎お口のケアは大切!
■避難所生活で起こること
◯子どもの場合
・避難所の支援物資に菓子パンや甘いものが多い。また、歯みがきができないため、むし歯になりやすい。
◯大人・高齢者の場合
・歯みがきが後回しになり、歯周病が進行しやすい。歯周病菌によって、糖尿病など全身の病気も悪化しやすい。
・お口の機能が低下することで、お口の中で増えた細菌が誤って気管に入り、誤嚥性肺炎につながりやすい。
■災害時、健康管理の3つのポイント
(1)お口の中を清潔に保つ
(2)唾液を出す工夫をする(よく噛む・唾液腺マッサージなど)
(3)ストレスをためないようにする
◎ガムを噛むことで、ストレス緩和や唾液を出す効果があります!
■災害時の歯みがき方法(水が少ないとき)
(1)30mlの水を用意する
(2)水で歯ブラシをぬらして歯みがきをする
(3)合い間に歯ブラシの汚れをティッシュでふき取る
(4)コップの水を少しずつお口に含み、2~3回に分けてすすぐ
※液体ハミガキや洗口液があれば、水の代わりに使用できます。(水でのすすぎは不要)
◎災害時の歯みがき方法
日本歯科医師会ホームページ
※詳細は広報紙8ページのQRコードをご覧ください。
■お口のケア用品
・歯ブラシ
・デンタルリンス(マウスウォッシュ)
・口腔ケア用ウエットティッシュ
・入れ歯洗浄剤、入れ歯保管ケース、入れ歯用ブラシ
3日分の食糧と合わせて、お口のケア用品も用意しよう!
問合わせ:健康課
【電話】84-0662
ページ番号:1008030
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