■地域防災リーダー養成講座(1日目)を開催しました
10月22日に「地域防災リーダー養成講座」を開催し、各地区の区長や自主防災会代表者、小中学校の先生などが、地域防災力の向上に向けてワークショップ等に取り組みました。
・講義(1)「住家に係る被災者支援の概要説明」「罹災証明願の申請」
罹災証明書発行までの流れを理解し、罹災証明願のオンライン申請の体験をすることで、罹災証明に関わる申請のイメージをつかめるよう取り組みました。
・講義(2)「地域防災の取り組みと多様な視点の避難所運営」~東日本大震災から学んだこと~(体験談)
仙台市地域防災リーダー福住町町内会防災・減災部長大内幸子氏にお越しいただき、被災時の臨場感のある体験談を伝えていただきました。震災後の新たな取り組み、水やトイレの必要性、行政のみならず地域一丸となった避難所運営の重要性などを講話いただきました。
・ワークショップ「避難所ワークショップ」(町として初めての取り組み)
認定NPO法人レスキューストックヤード常務理事浦野愛氏を講師に迎え、区および自主防災会、学校、行政の代表者等が一堂に集まって、各地区の小中学校等8避難所のレイアウト検討や避難所ルールを話し合い、実際の避難所レイアウト案等を作成しました。
◆~豊丘断層が確認・公開されました~
国土地理院では全国の主要な活断層帯を対象に詳細な位置等の情報を整備しています。日本全国で約2,000以上の活断層が見つかっていますが、今回、新たに豊丘断層が確認され、国土地理院の活断層図に記載されました。
豊丘断層は、推定活断層を含む長さ約4キロ以上の活断層で、美浜町豊丘から南知多町の大井鳶ケ崎付近まで延びており、内陸型地震が想定されるものです。
◇内陸型地震について
・内陸型地震とは、活断層の断層運動により発生するもので、お住まいの地面のすぐ下(地下約5~20キロ程度)で起きるため、強い揺れが来ることを事前に知らせる緊急地震速報が間に合わない可能性があります。
一方、地震の発生間隔は100年程度の南海トラフ地震等の海溝型地震に比べ、一つの活断層による内陸型の大地震発生の間隔は1000年から数万年と非常に長いのが特徴です。(代表的な内陸型地震:平成7年発生の阪神・淡路大震災等)
・ただし、活断層が確認されていないところでも大きな地震が発生する可能性があることにも注意が必要です。
◇皆さまにお願いしたいこと
阪神・淡路大震災で亡くなられた方の約8割が家屋の倒壊や家具の転倒による窒息死・圧迫死です。過去の大規模地震の教訓を踏まえ、自分の命・大切な家族の命を守るため、家庭内の地震対策である、「家具転倒防止対策」や「家具のレイアウトの見直し」などを実施してください。
(※詳しくは本紙をご覧ください。)
問合せ:防災危機管理室
【電話】内線221
<この記事についてアンケートにご協力ください。>