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自治体の皆さまへ

【安全・安心】防災安全通信 Vol. 82

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愛知県南知多町

■避難所開設を体験! 地域防災リーダー養成講座
◆町避難所運営訓練を実施し、居住スペースや資機材等を設置しました。(11月26日)
11月26日に行った「地域防災リーダー養成講座(2日目)」において、南知多中学校での町避難所運営訓練を実施しました。円滑に避難所運営を行い、「災害関連死」を防ぐこと、また、地域住民の皆さまを中心とした避難所運営が実施できる体制を整備していくことを目的に、各地区の区長や自主防災会代表者、小中学校の先生等が訓練に参加しました。※内海・山海地区では、町避難所運営訓練を地区の防災訓練として津波避難訓練と同日で行っています。

◇訓練(1)「居住スペース設置訓練」
訓練会場である体育館を使って、パーテーション、ダンボールベット、折りたたみベッドを組み立て、居住スペースの設置を行いました。動線を確保することで行動範囲が広がり、夜中の移動時の転倒防止にもつながる通路の重要性や、動線やプライバシーを考慮したパーテーションの設置を学びました。

◇訓練(2)「避難所開設・運用時に必要な資機材等の設置訓練」
10月22日の地域防災リーダー養成講座(1日目)で作成した避難所レイアウト案を基に、各班に分かれて『避難所運営本部、受付・相談コーナー、ゴミ箱、掲示板、特設公衆電話、仮設トイレ、手洗い場、男性・女性用更衣室、男性・女性洗濯干し場、授乳室、物資保管配布スペース』を設置し、設置後には、班ごとに気づいた点や改善点の発表を行いました。避難所を運営するために必要な役割スペースや資機材の設置への理解が深まりました。

◇愛知医科大学 佐々木裕子准教授からの講評
佐々木准教授からは、過去の被災経験から避難所では相手の立場に立って、ルールに縛られるのではなく必要に応じてルールを変更するなどの柔軟に物事を考えることの重要性を語っていただきました。また、「一人一人の尊厳を大事にする。命と健康と暮らしを守っていくことを大切に避難所運営を行ってほしい。今回の参加者の取り組みを見て、心強く感じた」と講評いただきました。

◆内海高校と内海・山海防災連絡協議会と町が連携して防災事業に取り組みました。
内海高校※1は、令和4年度から5年度にかけて高大連携高校生防災教育推進事業「高校生防災セミナー」※2に参加しています。令和5年度はその一環として、内海高校と内海・山海防災連絡協議会と町が連携して、打ち合わせを重ねて防災事業に取り組み、相互の協力関係が強化されました。
<令和5年度の連携事業>
(1)10月22日 地域防災リーダー養成講座(1日目)で、仙台市地域防災リーダー福住町町内会防災・減災部長 大内幸子氏の体験談の聴講
(2)10月26日 内海高校文化祭(黒潮祭)において、非常食の試食会、防災資機材の展示・啓発、避難所体験コーナーの設置、起震車による地震体験の実施
(3)11月26日 町避難所運営訓練への参加

※1 内海高校のUFF部(UTSUMI FUTURE FACTORY(うつみつくろうみらい)略して『UFF』)が参加
※2 高校生防災セミナー…名古屋大学、県教育委員会、県防災安全局が主催し、高校生を対象に自然災害に対する知識や技術の習得などによる防災対応能力の向上とともに、災害時には積極的にボランティア活動へ参加しようとする心を育て、学校や地域の防災力向上に貢献できる防災リーダーの育成を図る事業

問合せ:防災危機管理室
【電話】内線221

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