◆地震のときには火災も多い!! ~通電火災への備え~
令和6年能登半島地震でもあったように、大規模地震発生時には火災が多くの場所で発生し、消火活動が間に合わず大規模な火災につながる危険性が高くなります。
近年、大規模な地震発生時において電気に起因する火災が多く発生しているということで、中部電力パワーグリッド株式会社半田支社の担当者の方にお話を聞きました。
南知多町のみなさんこんにちは!
中部電力パワーグリッド株式会社半田支社の佐藤です。
「災害はいつ起こるか分からない」
今年元日に発生した令和6年能登半島地震を受け、そう実感した人も多いのではないでしょうか。大規模地震発生時には、地震による揺れや津波はもちろんですが、火災にも気を付けなければなりません。
今回は、大地震発生に伴う「通電火災」を防ぐための対策について、ご紹介いたします。
◆通電火災とは?
通電火災(または電気火災)は、地震の揺れなどで停電した後に、電気が復旧することで発生する火災です。例えば、落下した衣服などがヒーターに接触した状態で再通電し、着火した事例があります。住人が避難しており、無人の建物内で発生することが多いため、初期消火が遅れて被害が拡大しやすい火災です。
◆通電火災を防ぐために
◇必須の対策!
避難する際にブレーカーを切る!
ブレーカーを切ると電気が遮断され、停電が復旧しても電気機器に通電することはありません。
◇オススメの対策!
感震ブレーカーを設置する!
感震ブレーカーは、設定値以上の揺れを感知した場合に自動でブレーカーなどの電気を遮断し、通電火災を防止する器具です。避難時にブレーカーを切り忘れたり、ブレーカーを切れない状況に陥いることもありますので、設置をオススメします。
◆電気が復旧した後は
ブレーカーを元に戻すときは、家の周囲や室内を確認し、通電しても問題がないか確認しましょう。
通電火災は防げる災害です。出火のメカニズムを理解して、適切な対策をとるように心がけましょう。
◆停電情報お知らせサービス
停電情報をプッシュ通知でいち早く知ることができ、電気に関する相談もチャットでできるアプリです。利用料は無料ですので、ぜひ利用してみてください。
◆中部電力パワーグリッドからのお願い
(1)切れて垂れ下がった電線は、感電する恐れがあるため、絶対に触れないでください。
(2)電線に木やアンテナ、ビニールハウス、看板などの飛来物が触れていたり、電柱が傾いているのを見つけたら、中部電力パワーグリッドネットワークコールセンターまでご連絡ください。
停電・災害時の対処法や復旧のしくみなどもホームページで紹介中!
※本紙2次元コード参照
中部電力パワーグリッド株式会社 ネットワークコールセンター
【電話】0120-985-232
[受付時間]月曜日~金曜日/午前9時~午後5時
※土曜日・日曜日・祝日・年末年始はお休みとさせていただきます。
※緊急のご用件は24時間承っております。
問合せ:防災交通課
【電話】内線225
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