1月1日に発生した令和6年能登半島地震では、多くの人命と財産が失われました。
名古屋市は、被害を受けた地域の皆さまを全力で支援してまいります。
被災地での市の活動状況を名古屋市防災公式X(旧Twitter)(【URL】本紙参照)で発信中
今回の地震では、地震に伴う激しい揺れや火災、津波などにより甚大な被害が出ているほか、電気や水、通信などのライフラインの停止、物資の不足、厳しい寒さ、避難所での感染症拡大など、生活にさまざまな支障が出ています。
災害による被害を小さくするには、日頃からの備えが何より大切です。私たちの地域でも、今後、南海トラフ地震の発生が危惧されています。いま一度災害が起きたときにどうするのか、日頃からの備えができているのか、家族で確認しましょう。
■(1)ハザードマップを確認しよう!
ハザードマップは2023年3月に各家庭に配布。
住んでいる地域や学校・会社周辺の状況を確認して、避難場所を決めておきましょう。
市内では大規模な地震が発生した際、津波による浸水が想定されている地域があります。
□どんな危険がある?
・揺れの強さ(最大震度)
・津波の浸水想定
・液状化発生の可能性 など
□どこに逃げる?
避難先を決めておきましょう
・大きな火事が起きたときの避難先
・地震の揺れからの避難先
・津波からの避難先
決めた内容は、家族や親しい友人などと共有しましょう。
地震や津波などのハザードマップ・避難先は市ウェブサイトをご確認ください。
◎家を出る前に気を付けること 避難するときの服装
・ヘルメット、軍手、リュック、長袖・長ズボン
・肌を隠す服装
・雨のときはカッパを着る
けがの予防ができ、両手がふさがらない格好が望ましいです。
◎家を出る前に気を付けること 元栓の確認
・電気のブレーカーを落とす
・ガスの元栓を閉める
・水道の元栓を閉める
漏電や通電火災、水漏れに備えます。
◎家を出る前に気を付けること できるかぎり周りに声を掛けてから避難
近所の人などから声を掛けられて助かった事例があります。
◎避難先に移動するときに気を付けること 車はできるだけ使わない
道路が渋滞すると緊急車両が通行できなくなります。
◎避難先に移動するときに気を付けること 危険な道を避ける
狭い道、がけ、ブロック塀などに近寄らないでください。
■(2)「私に必要な備え」を用意しよう!
物流が止まり、支援物資が届くまでに日数がかかる場合も。
毎日の暮らしに合わせた「備え」をしましょう。
□置いておく「備え」
1週間分を目標に。 いつも食べているものを「ちょっと多く買って備える」ローリングストックがオススメ!
◎備えておきたい食料
・缶詰・レトルト食品
・乾物(豆・海藻・ナッツなど)
・冷凍食品・カップ麺など(解凍するだけ、お湯を注ぐだけのもの)
・飲料水(1日1人3リットル)
□持ち出す「備え」
被災後3日分程度。 リュック1つにまとめて、持ち出しやすい玄関や寝室に保管!
◎着るものなど
・着替え・下着
・雨具・防寒着
・カイロ
◎衛生用品
・マスク・消毒液
・ウェットティッシュ
・歯磨きセット・マウスウォッシュ
・携帯トイレ
◎日用品
・タオル
・懐中電灯
・モバイルバッテリー
◎「私」に必要なもの
・メガネ・コンタクトレンズ・保存液
・生理用品
・紙おむつ・抱っこ紐・ミルク
・薬・お薬手帳
・ペットフード・トイレ・ケージ
その他、「私」に必要なものを考えてみましょう。
■(3)家具などの転倒・落下を防ごう!
・家具の配置を見直す
・家具を固定する
・背の低い家具に変更
家具などの転倒・落下で、けがや火災の発生、避難経路をふさいでしまう可能性が! 対策を行いましょう。
・吊り下げ式の照明
チェーンなどで止める
・冷蔵庫
転倒防止器具で固定
・キッチン上の吊り棚
扉にロックをする
・ガラス窓
飛散防止フィルムを貼る
・ガラス扉の食器棚
L字型金具で壁に固定飛散防止フィルムを貼る
・テレビ
ベルト・粘着マットなどで固定
■共通事項
防災情報や日ごろからの備えなどをまとめた防災ガイドブックは市ウェブサイトをご確認ください。
問合せ:防災危機管理局危機対策室
【電話】052-972-3526
【FAX】052-962-4030
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