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日本に住んでいると、戦争はどこか遠くの出来事に思えるかもしれません。しかし、私たちが暮らす名古屋でも、79年前に繰り返し空襲を受け(名古屋空襲)、多くの市民の日常が破壊されました。
■市長からのコメント
高校生から声。5月14日は「なごや平和の日」名古屋城が焼け落ちた日。
市内中心部の3分の2が焼けたどえりゃあ苦難を乗り越えたCity of Dreams夢のまち名古屋だぎゃあ!!
名古屋市長 河村たかし
《戦後80年を目前にする今》
私たち、東邦高等学校生徒会は多くの若者や一般市民が犠牲となった名古屋空襲の悲惨な記憶を、戦争を知らない世代に語り継ぎ、平和の尊さを未来へつないでいきたいと思い、「なごや平和の日」の制定を目指して活動を続けてきました。
■[知る!]なんで5月14日?
《名古屋城も焼失》
航空機産業(軍用機生産)の一大拠点であった名古屋。アジア太平洋戦争においてアメリカ軍による空襲の標的になり、昭和17年4月18日から昭和20年7月26日までに63回もの空襲を受け、8000人近くの命が犠牲となりました。5月14日は最も多い472機ものB29が来襲した日です。市街地への広範囲な爆撃や名古屋城が焼失するなど、名古屋に大規模な被害をもたらしました。
(参考資料:新修名古屋市史第六巻)
■[見る!]市内で戦争の痕跡を見ることはできる?
《主な戦争の痕跡》
▽千種公園空襲の弾痕が残る塀(千種区)
▽圏明寺石鐘(東区)
戦時中、兵器を作るために、金属類が回収され、銅製の鐘の代わりに吊るされました。
《Museum》
▽愛知・名古屋戦争に関する資料館(無料)
戦争の歴史、戦争体験に関する資料を展示
時間:午前10時から午後4時
アクセス:地下鉄「名古屋城」駅徒歩約5分
休館日:月曜日・火曜日(祝休日の場合、翌平日)
問合:同館(中区)
【電話】052-957-3090【FAX】052-957-3091
■[考える!]私たちが平和について考える場所や時間はある?
「なごや平和の日」を中心に年間を通じて、戦争体験談を聞くイベントなど、平和について学び、考える取り組みを行います。
イベントなどについては市ウェブサイトへ
【URL】https://www.city.nagoya.jp/somu/page/0000173596.html
《Event》
▽なごや平和祈念式典(無料)
戦争による犠牲者を悼み、平和を願います。
日時:5月14日(火曜日)午後1時30分から午後3時頃(受付は午後0時30分から)
場所:岡谷鋼機名古屋公会堂(昭和区)
人数:当日先着500人程度
▽なごやピースデー(観戦チケット必要)
中日ドラゴンズ対東京ヤクルトスワローズの試合で、平和を願うイベントを行います。
・試合開始前などに、選手の平和へのメッセージ映像を放映
・記念品としてクリアファイルをプレゼント(先着20,000部)
・名古屋空襲に関するパネル展示など
昭和19年12月13日の空襲では、東区大幸町の軍需工場(現バンテリンドームナゴヤ)を中心に爆撃され、学徒動員で働いていた若者をはじめ、多くの方が犠牲になりました。
日時:5月25日(土曜日)午後2時から(開場は正午から)
場所:バンテリンドームナゴヤ(東区)
受付:空きがあれば当日まで受け付け可
チケットなどの詳細はドラゴンズオフィシャルサイトへ
【URL】https://dragons.jp/ticket/sales/daily.php?date=20240525
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