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名古屋には90,000人以上の外国人が暮らしています。外国人・日本人という国や文化の違いを超えて、お互いを認め合い、ともに助け合うことが大切です。
■市長からのコメント
多文化共生。ぬくといマチナゴヤ!!
みんなで助け合っていこみゃあか!!
名古屋市長 河村たかし
■市内人口の外国人の割合は約25人に1人!
(令和5年名古屋市外国人住民統計より)
▽各年末外国人住民数
・2013年…65,729人
・2019年…88,114人
・2020年…84,018人
・2021年…79,070人
・2022年…86,120人
・2023年…92,509人
▽市民全体における外国人の割合
・2013年…2.89%
・2019年…3.78%
・2020年…3.61%
・2021年…3.40%
・2022年…3.70%
・2023年…3.97%
■日本に住む外国人はこんな壁で困ってしまうことがあります。
▽事例1 ことばの壁
中区役所ビカスさん(ネパール出身)
「挨拶など、まずは簡単な言葉で交流を!」
母国で日本語を勉強してから日本に来ても、入国の時や銀行口座を作る時など、難しい日本語が分からず、時間がかかりました。
地域のお祭りやボランティアなどの機会に、日本人と外国人が交流することが大切だと思います。外国人と関わる機会があれば、温かい心、助け合いの精神を持って接してほしいです。
▽事例2 くらしの壁
中村区役所ハンさん(ベトナム出身)
「日本では当たり前のマナーも、外国人にはわからないことも!」
日本の年金や税金などの仕組みを理解することはとても難しいです。生活に身近なごみの出し方も最初は理解するのに苦労しました。
ごみ出しなどの場面で「おかしいな?」と思ったら外国人に優しく教えてください。お互いの文化を認めて、理解し合うことが大事だと思います。
▽事例3 友だちの壁
港区役所外国人スタッフ
「ときには外国人にも頼ってくれたらうれしい!」
慣れない日本で子どもを育てながら生活するのは大変で、周りに頼る人もおらず、さみしい思いをしました。
慣れない日本に来ている外国人は、悩みを抱えていることがありますが、日本で暮らしていくために頑張っています。「外国人だから」と遠慮しないで、手を差し伸べたり、ときには頼ってもらえたらうれしいと思います。
▽共通事項
自分たちの価値観や常識が当たり前と思うのではなく、それぞれの文化・習慣が違うということを知るのがともに幸せに暮らすための第一歩です
■英語が苦手でも大丈夫!やさしい日本語を使ってみましょう!
やさしい日本語は、いつも使われている言葉を分かりやすくした日本語です。名古屋で暮らす外国人の、約80%が英語圏以外の国・地域出身です。英語よりも「やさしい日本語」の方が伝わりやすいことがあります。
▽やさしい日本語のポイント
話してみよう!
・ゆっくり、大きな声で話す
・「誰が、どうする」のかをはっきり伝える
・一文を短くする
・身振り・手振りを交えて話す
書いてみよう!
・写真やイラストを使う
・大きな文字で書く
・難しい漢字や熟語は使わない
・漢字にはふりがなをつける
▽やさしい日本語にチャレンジ!
次の言葉を「やさしい日本語」にしてみよう!
この問題をきっかけに日常生活で使う言葉をやさしい日本語で考えてみよう!
(1)「無料です。」
→[やさしい日本語の答えの例]おかねはいりません。0えんです。
(2)「担当者の鈴木と申します。どうぞよろしくお願いいたします。」
→[やさしい日本語の答えの例[わたしがあなたのはなしをよくききます。わたしのなまえはすずきです。
(3)「119番通報をお願いします。」
→[やさしい日本語の答えの例]でんわで1・1・9とおしてください。
市内での119番通報はさまざまな言語に対応しています。詳しくは市ウェブサイト
例題の提供元:一般社団法人国際多文化研修ラボ
「やさしい日本語」は外国人だけでなく子どもや高齢者にも伝わりやすい日本語です。実際のコミュニケーションで活用できるように、日頃から意識してみましょう!
他にもさまざまなやさしい日本語があります。詳しくは市ウェブサイト
【URL】https://mt.adaptive-techs.com/httpadaptor/servlet/HttpAdaptor?.h0.=fp&.ui.=citynagoyahp&.ro.=kh&.st.=rb&.np.=/kurashi/category/395-0-0-0-0-0-0-0-0-0.html
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