■毎年12月3日から9日は 障害者週間です
北区では、障害のある人もない人もお互いに人格と個性を尊重し合いながら、安心して暮らすことができる「まち」をめざしています。
障害者週間をむかえるにあたり、「いま伝えたいこと」をテーマに北区で地域の相談役として活躍している、身体障害者相談員さんと知的障害者相談員さんにお話を伺いました。
《身体障害者相談員とは》
身体障害児・者の相談に応じ、必要な指導を行うとともに、区役所福祉課(社会福祉事務所)など関係機関の業務に対する協力などを行っています(名古屋市からの委託)
▽北区 身体障害者相談員さんからのメッセージ
~誰もがお互いを尊重して思いやりのある行動を~
障害には、身体が不自由、目が見えない、それらの重複障害など、様々な種類があります。外見で分かるものばかりでなく、耳の障害や臓器などの機能障害の方もいます。
障害者にとって、バリアは様々です。階段などの「物理的バリア」、伝えることが困難な人は、「情報のバリア」があります。このバリアを埋めることができるのは、思いやりや配慮などの人の力です。障害者の方が困っている様子をみかけたら「お困りですか?」などお声がけください。
誰もが事故や病気により、障害者になる可能性はあります。障害の有無にかかわらず、思いやりや配慮により、障害者だけでなく、子どもや老人にもやさしく誰もが生きやすい「まち」になると思います。
《知的障害者相談員とは》
知的障害者の家族などからなる相談員が、区役所福祉課(社会福祉事務所)など関係機関との連携を保ちながら、知的障害児・者の抱える生活上の問題などについて、相談・助言を行っています(名古屋市からの委託)。
▽北区 知的障害者相談員さんからのメッセージ
~誰にとっても幸せな社会に!~
知的障害とは、生活や学習面で現れる知的な働きや発達がゆっくりとしていることをいいます。見た目では分かりにくい障害で、環境整備と人の支援が特に重要です。
例えば、
・顔を見て、ゆっくりとわかりやすい言葉で話す。
・絵や写真など目に見える方法で、コミュニケーションをはかる。
・理解が難しいことは、保護者や支援機関に相談をする。
などの対応の工夫が必要です。
北区知的障害者相談員は、知的に障害のある子をもつ親です。
知的障害児・者の教育、就職、家族関係の悩みなどを気軽に相談してください。つながることが大切です。
そして、障害のある人もない人も、住み慣れた地域で共に暮らし、共に支えあう「地域共生社会」の実現をめざしていきましょう。
■北区の身体障害者相談員さん、知的障害者相談員さんへのご相談
区役所福祉課(社会福祉事務所)・支所区民福祉課・保健センターで配布されている「障害者福祉のしおり」に掲載の連絡先へご連絡ください。
「障害者福祉のしおり」は、ウェブサイト「ウェルネットなごや」でもご覧いただけます。
問合:
・北区役所福祉課
【電話】052-917-6516
【FAX】052-914-2100
・楠支所区民福祉課
【電話】052-901-2274
【FAX】052-901-2271
■北区障害者基幹相談支援センター
障害のある人やそのご家族などの相談窓口です。生活や仕事の不安や悩み、福祉サービスに関することなどのご相談ができます。ご相談はウェブサイトへ
問合:北区障害者基幹相談支援センター(北区田幡1-11-31)
地下鉄名城線「黒川駅」1番出口より、徒歩5分
【電話】052-910-3133
【FAX】052-916-3665
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