全ての人が持ち、最大限尊重されなければならない権利「人権」。
【認知症になっても尊厳を守り、生活ができるように】
◆尊厳…個人の存在・価値を尊重し、人間らしさを保ちつつ、自分らしい生き方ができるようにすること
人生100年時代と言われますが、誰でも加齢に伴う身体能力・判断能力の低下は訪れます。高齢者の約15%は、認知症になるという統計的なデータもあります。認知症の症状が進行していくと、身の回りのことが自分でできなくなることもあります。
認知症の人は「何も分からない」「何もできない」と誤解されることがありますが、「楽しい」「うれしい」「悲しい」「腹立たしい」というような感情は変わりません。感情をうまく伝えられず、思いがけない行動をとることもありますが、何を伝えたいのか考えて対応することを心掛けましょう。
市内認知症推計:約3000人
▽認知症の人と接するときのポイント
×
・「何も分からないだろう」と相手の意思を誘導する。
・自分の意見を押し付ける。
↓
○
・相手の気持ちに寄り添い、考えて接する。
市では、認知症サポーターを養成するための出前講座を無料で行っています。2022年には、認知症サポーター2万人を達成しました。今後も「認知症不安ゼロのまち おおぶ」を目指して、サポーターの養成に取り組んでいきます。養成講座の開催を希望する方は、社会福祉協議会(【電話】48-1805)へお問い合わせください。
次回のテーマは、「女性の人権」です。
問合せ:高齢障がい支援課
【電話】45-6289
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