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自治体の皆さまへ

私たちの暮らしを支える「水道・下水道」(1)

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愛知県大府市

私たちの暮らしに欠かすことのできない水。
皆さんに安心して飲んでもらうため、さまざまな過程を経て、家庭の蛇口まで届けています。
家庭から出る生活排水は、下水道管を通って下水処理場に集められ、きれいな水にしてから川に放水しています。
今号の特集では、水の循環について理解を深めるとともに、市の水道・下水道の現状や取り組みなどを紹介します。

【水道】
私たちの暮らしに欠かすことのできない安心・安全なおいしい水を届ける

◆おいしい水が家庭に届くまでの仕組み
01 原水をもらう
・長野県木曽町と王滝村にある牧尾ダムで原水をため、必要な量だけ放流します。
・牧尾ダムから放流された水は木曽川を流れ、岐阜県八百津町の兼山取水口に取り入れられます。
・兼山取水口に取り入れられた水は愛知用水を通って、東海市の上野浄水場にたどり着きます。

02 水をきれいにする
・上野浄水場にたどり着いた原水は、急速ろ過により汚れを落とし、消毒することで水質基準を満たす水道水となります。
・この上野浄水場では、水道法で定められた細かい水質検査を行っています。

03 水を届ける
・水道水となった水は、上野浄水場からポンプで配水され、道路の下の水道管を通り、市内の長草配水場・共和配水場を通って家庭の蛇口まで届けられます。
・毎日市内の6カ所で色・濁り・消毒効果を確認し、24時間365日、皆さんに安心・安全な水道水を届けています。

【下水道】
見えないところで私たちの快適な暮らしを支える

◆ABOUT 下水とは
家庭の台所やトイレなどから出る「汚水」と、降雨などの「雨水」に分けられます。市の下水道は、汚水と雨水を分けて処理する分流式を使っています。

◆下水道の役割
○自然環境を守る
下水道管を通った汚水は、下水処理場へと運ばれます。そこでさまざまな処理を行い、きれいになった水を川や海に戻し、大切な水環境を守ります。

○大雨からまちを守る
雨水は、雨水管を通って川や海に流れます。豪雨時でも速やかにまちから雨水を排水することで浸水を防ぎます。

◆水道出前講座を開催
毎日の生活に欠かせない水道の大切さを学んでもらうため、市内小学校の4年生を対象に市職員による出前講座を行いました。
講座では、簡単な実験やクイズなどを通して、水の供給過程や水道水が安全な飲み物であることなどを伝えました。

○VOICE 知らなかったことがたくさん
・水道水を冷やして飲むとおいしいと教えてもらいました。
・2Lペットボトルの水500本分が、94円分の水道料金と知って驚きました。家族に教えてあげたいです。
・1人が1日に使う水の量は250Lだそうです。思っていたよりも使っていることを知りました。
澤田佳奈さん・遠藤綾亮さん・三宅晴斗さん

◆親子下水道教室を開催
境川浄化センター(刈谷市)で、安心・安全で快適な暮らしを支えている下水道について学ぶ下水道教室が開催されました。
教室では、普段は見ることのできない境川浄化センターの施設見学や簡単な実験などを通して、汚れた水がきれいになる仕組みを学びました。

○VOICE 水を大切に使っていきたい
汚れた水をきれいにするためには、たくさんの工程や時間がかかることを学びました。また、微生物の力で汚れた水をきれいにしていることを知りました。これからは、できるだけ水を汚さないよう工夫しながら大切に使っていきたいです。
小学5年生 伊藤蒼真さん

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