■〔緊急事態〕市内で火災による死傷者が多数発生しています
たった一度の不注意で、築いてきた財産や思い出の品、そして自分や家族などの大切な人の命まで、一瞬にして奪ってしまう火災。市内では、毎年20件以上の火災が発生し、直近3年間で6人の尊い命が失われました。
もし、あなたの家で火災が発生したら、逃げ切れる自信はありますか。火災予防対策をしていても、実際に発生したとき、焦りもあってどうすればいいか分からなくなり、逃げ遅れて亡くなってしまう方が多くいます。
今回の特集では、火災を防ぐために、日頃からどのような対策を取ればいいのか、もし火災が発生したらどのような行動をすれば助かるのかを紹介します。自分や大切な人の命を守るため、改めて火災への備えを確認しましょう。
令和2年から、毎年増加
1日106件、14分に1件、火災が発生しています
住宅火災での死者の7割以上が高齢者
半数以上の人が、逃げ遅れて亡くなっています
出典:消防庁
■〔早期発見〕住宅用火災警報器を設置しましょう
住宅用火災警報器により、火災を早期に発見することができます。寝室と寝室があるフロアの階段上部などに設置しましょう。故障や電池切れの場合もあるので、定期的に音が鳴ることを確認し、10年を目安に交換しましょう。
▽商工会議所住宅修繕相談事業専門部会
住宅用火災警報器などを無料で取り付けます
日時:9/14(土)・15(日)10:00~15:00
対象:市内在住で、住宅用火災警報器・家具転倒防止金具の取り付けが困難な方
料金:無料(住宅用火災警報器は実費負担)
申込:9/3(火)までに申込先窓口へ。
※詳細は、商工会議所ウェブサイトをご覧ください。
問合せ・申込先:商工会議所
【電話】47-5000
■日常の生活に出火原因が潜む
こんな行動に気を付けて! 火災から命を守る7つのチェックポイント
まさか自分が火災にあうとは…。そう思っている人は、多いのではないでしょうか。大切なのは、火災を自分ごととして考えること。ほとんどの火災は、日頃から意識して注意をすれば防げます。市内で実際に発生した火災事例を基に、出火原因と対策方法を学びましょう。
CASE1:放火
庭に段ボール・新聞を置いていませんか?
CASE2:寝たばこ
寝たばこしていませんか?
CASE3:吸い殻
灰皿に吸い殻がたまっていませんか?
CASE4:調理中
こんろの周りに可燃物を置いたり、使用中に目を離したりしていませんか?
CASE5:ストーブ
ストーブの上で洗濯物を干していませんか?
CASE6:給油
火をつけた状態で、給油していませんか?
CASE7:電気製品
コンセントの上にほこりがたまっていませんか?
■もしも火災が発生してしまったら…
STEP1:発見・伝達
大きな声で素早く周りの人に伝えましょう
STEP2:通報
119番通報して、消防署に連絡しましょう
STEP3:初期消火
消火器や水などで、急いで初期消火をしましょう
STEP4:避難
素早く安全な場所へ、避難しましょう
▽POINT 初期消火は、自分の逃げ道を確保してから
火を消すために強引に突っ込むと、自分の周りが火で囲まれ、逃げ遅れる可能性があります。
初期消火に手間がかかるときは、避難を最優先してください。
▽POINT 逃げる時は、煙を吸わないよう低い姿勢で
煙を吸い過ぎると、一酸化炭素中毒に陥り、身動きが取れなくなります。煙は空気より軽いため、床に近い方が、煙の濃度は薄くなっています。姿勢を低くして、素早く逃げましょう。
問合せ:予防課
【電話】47-2208
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