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自治体の皆さまへ

〔特集〕三河地震から80年~地震への備えは大丈夫ですか~

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愛知県安城市

■三河地震をふりかえる
三河地震は、昭和20年(1945年)1月13日午前3時38分に発生した、渥美湾を震源としたマグニチュード6.8の内陸直下型地震で、安城市域を含む岡崎平野南部や三ヶ根山地周辺に局地的な大被害をもたらしました。

○安城市域の三河地震被害状況
最大震度:7相当
死者:428人
全壊住宅:1318棟
(出展:昭和20年1月13日三河地震の被害と震度分布/愛知県防災会議地震部会)

○三河地震の記憶 被災者の体験談
三河地震の被災調査より
提供:関西大学 林能成(よしなり)、兵庫県立大学 木村玲欧(れお)
絵:藤田哲也
・隣の家が火事になり、生き埋めになった少女が助けを求めていた。しかし、周囲の全ての家が全壊していて何もできなかった。
・外にかまどを作り、隣組の家族が共同で炊事した。農家なので食糧もあり、井戸も残ったので食事には不自由しなかった。地震で死んだ牛を食べることもできた。
・周囲で倒れなかった家は一軒だけだった。道路には地割れが走り、壊れたかわらをその中に捨てた。道路を歩くのも一苦労だった。

○特別展 地震と災難-宝永地震から三河地震まで-
期間:11月30日(土)~来年1月19日(日)
近世から近代にかけての地震被害を中心に、人々が災難を克服していく様子を紹介します。

■日頃から地震への備えを考えておきましょう
今年、8月8日に宮崎県沖の日向灘(ひゅうがなだ)でマグニチュード7.1の地震が発生しました。これを受け、気象庁は同日、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を令和元年の制度開始以来、初めて発表しました。現在は、政府からの呼びかけは終了していますが、依然として南海トラフ巨大地震発生の可能性が無くなったわけではありません。
まずは、市役所や地区公民館で配布している「安城市地震ハザードマップ」で地震の被害や地震への備えについて再確認し、災害が起きた時に、まず自分や家族の命を守るため、できることから始めましょう。

自宅にハザードマップはありますか?備蓄品や最寄りの避難所の確認を!

○過去の地震体験談から学ぶ
「命は助かりましたが、家は全壊しました」➡家の耐震性を確認しましょう
「頭の真横にタンスが倒れました」➡家具の転倒防止をしましょう
「普段使い慣れていた道が実は危険でした」➡避難経路の確認をしておきましょう
「とにかくトイレに困りました」➡携帯トイレを備蓄しましょう
「地震翌日の夕方、やっと1本の水が配給されました」➡家族3日分の備蓄をしましょう
「ペットがいたし、余震が怖くて、車中泊をしました」➡ペットとの同行避難の準備をしましょう
「避難生活は、地域力に勝るものはなし」➡地域とのコミュニケーションを大切にしましょう

○南海トラフ地震
南海トラフ地震は、駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として概ね100~150年間隔で繰り返し発生してきた大規模地震のことです。近年では、昭和東南海地震(昭和19年)や昭和南海地震(昭和21年)がこれに当たります。
80年近くが経過した現在は、“次の大地震”に備えて防災意識を高め、必要な対策を講じる時期にあるといえます。

南海トラフ地震が起きた場合の本市の被害想定

(出展:平成26年安城市東海地震・東南海地震・南海地震等被害予測調査)

■展示関連イベント
場所:歴史博物館

○防災体験デー「みんなでまなぼうさい」
防災への関心を深めましょう!
日時:12月7日(土)午前10時~午後2時
内容:災害VR体験、災害救援車両展示、煙幕体験、ワークショップ、キッチンカー出店、スタンプラリー

○災害時に役立つ防災クッキング
防災クッキングを通じて災害時に実践できる料理を学びましょう。
日時:12月15日(日)午前10時~正午
講師:岡田公夫氏、田所登代子氏(安城防災ネット)
定員:20人(先着)
費用:500円(材料費)
申込:11月24日(日)午前9時から電話で歴史博物館(【電話】77-6655)へ

問合せ:危機管理課
【電話】71-2220

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