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え~もんみっけ!~市民レポーターのページ~

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愛知県小牧市 クリエイティブ・コモンズ

市民レポーターの皆さんが、市内のさまざまな場所に出かけて、市民ならではの視点から小牧の魅力や身近な話題について取材した様子を、毎月紹介していくコーナーです!

〔REPORT 225〕
■初の大型マルシェ小牧市東部に新たな風を♪
東部地域に新たな活気や若い力を取り込むため、市東部まちづくり推進室が2019年より始動。こどもマルシェやあおぞら市場などの東部トライアル活動を実施してきました。今回、初の試みとして、市にぎわい広場でナイトマルシェを行っているWaibeeeeさんと11月に大規模なマルシェを共催するとのこと。東部まちづくり推進室・係長の西島春恵さん、Waibeeeeの井戸田紬芺さんに、話を聞いてきました。

桃花台ニュータウンを中心とする東部地域は、他地域にはない「豊かな自然」、「快適な住環境」と「多様な産業」という魅力がある一方、少子高齢化や人口減少が小牧市内で特に顕著です。東部を持続的に発展し続ける地域にするために、住民、事業者、市民活動団体、行政などが連携・協力する新たなまちづくりへのチャレンジを進めています。いろいろな取組を試行的に行う東部地域トライアル活動は、昨年度より始まり「こどもマルシェ」や「東部地域イメージアッププロジェクト」などのさまざまなまちづくり活動に、住民や大学生、事業者、行政などがひとつとなり、挑戦しています。

▽初の試み!巨大マルシェ開催!
「Waibeeee祭」は光ケ丘にあるバスケットコートの約25倍(1万1、000平方メートル)もの広さがある未利用地を使い、2日間にわたり開催される大規模なものです。東海3県の美味しい物を集めたキッチンカー30台以上にグルメ物販、ハンドメイド等のワークショップ、さらに子どもが楽しめるふわふわドームなど、盛りだくさんな内容となっています。井戸田さんは「美味しい物をみんなに食べて欲しい!との思いからマルシェを始めました。Waibeeeeにとっても最大規模のマルシェとなります。ぜひ東部地域の方々にきてもらえたら」と話します。

▽東部地域を盛り上げていきたい!
「東部まちづくり推進室では東部まちづくりプラットフォームをはじめ、東部地域の活性化を目指していろいろな取組をしています」と話す西島さん。「東部地域初のWaibeeee祭に期待をしていますし、東部の魅力を知ってもらい、人々が集まる場所になれればうれしいですね。今後定期的にこのようなトライアル活動を行っていきたい」と話します。

▽Waibeeee祭(ワイベーまつり)
日時:11月25日(土)、26日(日)10:00~16:00
場所:桃花台線旧車両基地用地(光ケ丘6-43)
大変混雑が予想されます。公共交通機関をご利用ください。
巡回バス「こまくる」7、11、13に乗車して、桃花台センター(上)バス停まで。バス停からは徒歩10分。または、T1に乗り換え、中央道桃花台バス停まで。
名鉄バス近距離高速バスを利用して、桃花台センターバス停下車、徒歩10分。

▽編集後記
つっきー
生まれも育ちも現在も東部地域の私なので、このような盛り上がるイベントが行われるのは、とても楽しみであり嬉しいです。私もマルシェにぜひ行きたいと思います!皆さんもぜひ東部にきてください!

▽今回の取材先
Waibeeee祭

問合せ:
・Waibeeeeマルシェ インスタグラムからDМを送ってください。
・市東部まちづくり推進室【電話】39・5229
※インスタグラムは、本紙またはPDF版に掲載の二次元コードをご確認ください。

〔REPORT 226〕
■美味しい桜の仕掛人・山眞産業花びら舎
春に私たちの食に彩を与えてくれる「食べる桜」。和洋のお菓子からカフェメニューとそのジャンルはさまざまで、見た目、香り、味で楽しませてくれます。いつのころからか春の定番となったこの「食べる桜」を生み出した会社が小牧にありました。

「食べる桜」の始まりは江戸時代。伝統的な桜餅、桜茶、そして明治時代には桜あんぱんが登場しました。最近、春になるとデパ地下やカフェ、コンビニなどで開催される「桜フェア」などでの「桜スイーツ」が登場したのは、なんとここ20年ほどなのです。

▽山眞産業花びら舎
名古屋市西区で寒天の卸売販売として創業し、1970年、小牧工場を開設。以降、桜葉や桜花などを加工した新商品を開発。後に、桜素材の原料メーカーとして確固たる地位を確立しました。
今では桜以外にも各地方の特産果実農産物のB級品や規格外品が小牧工場に届き、スイーツ素材に加工されています。
そのほとんどが業務用で、誰でも知っているような有名な菓子メーカーや和洋菓子店、カフェチェーンにも卸しています。日本国内にとどまらず、一部は海外へも出荷しています。

▽桜スイーツ素材誕生秘話
今から25年ほど前、桜葉漬の生産者から「葉の色が悪く桜餅には使えない、何とかならないか」という不良化した在庫の相談を受けました。その地方の名産品からヒントを得て、桜あん用に加工して、著名和菓子店で桜羊羹となりました。
そして2年後、桜花漬の不良在庫品を粉末加工したものが有名洋菓子店で使われ、桜クッキーとして商品化されました。
どちらも今までになかったもので、食品ロスになる寸前の在庫を活用し、発想の転換から生み出された「桜のスイーツ素材」の種類は増え続け、今では春の定番商品として認知されるほどとなりました。小牧は「桜スイーツの発祥の地」にもなっているのです。

▽溢れる桜への愛
「食べる桜」の生みの親、代表取締役の平出眞さんは桜を愛するあまり、仕事を越えて「美味しい櫻」という本を出版したり(以前は市の図書館でコーナーを作って紹介されたことも)、各地で桜の苗木を植樹する活動をしたりと、「桜」がライフワークになっています。
桜の花を愛でることにとどまらず、土地ごとの桜を知る楽しみ、桜を題材にした書物を読み絵画を鑑賞する楽しみ、そして食す楽しみなど、桜の魅力は無限大だそう。
桜への愛と知識は尽きることがなさそうです。

▽編集後記
ヤンメイ
桜の品種による開花時期はさまざまで真夏以外は一年中楽しめるのだとか。そんな場所があれば散歩も楽しくなりそう。
桜の下を歩いて、桜を食べて…。桜の町おこしをするとなれば頼りになる存在であること間違いなし!

▽今回の取材先
山眞産業(株)花びら舎
住所:
名古屋市西区花の木2·12·10(本社)
小牧市東2・325(工場)
【電話】052・521・0500
※本紙またはPDF版に掲載の二次元コードをご確認ください。

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