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《特集》夏休み特別企画 こども市民レポーター(1)

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愛知県小牧市 クリエイティブ・コモンズ

■え~もんみっけ! ~市民レポーターのページ~
毎号、広報こまきで掲載されている「市民レポーターのページ・え~もんみっけ」の特別企画「こども市民レポーター」を今年も開催し、10人の小学生が参加しました。
この企画は、市内の小学5、6年生が、市内のさまざまな企業を取材して広報の紙面を作るものです。見学会や体験ツアーと違い、事前研修などもあり、本格的な紙面作りを行います。
事前研修では、記事の書き方やルールなどを学びます。そして、取材先のホームページなどを見て、質問事項を考えたり、聞いてみたいことをまとめたりします。また、一眼レフカメラを実際に手にして、撮影方法も学びます。
取材当日には、取材ノートを持ち、取材先担当者の説明をメモし、自分の目で確かめ、質問をします。順番にカメラを持ち、撮影も担当します。
編集日は、それぞれ自宅でまとめてきた原稿を持ち寄り、記事として取り上げる内容を決め、記事を書きます。掲載する写真を選び、キャッチコピー、レイアウトなどを相談しながら決め、記事をパソコンに入力します。
そして、できあがったものが「こども市民レポーター」によるページです。
ぜひ、子どもたちの作った紙面(4~7ページ)をご覧ください!

(1)学校でもらった案内をみて応募
(2)研修日…7月13日
(3)取材日…7月23日
(4)編集日…8月6日
(5)広報紙発行

■REPORT1
◆390年続く美しい和菓子の世界
両口屋是清は、1634年から続く和菓子の老舗です。愛知県の直営店6つの他、全国に約70店舗があります。小牧工場では、さまざまな種類の和菓子を作っています。和菓子には、どのような工夫があるのでしょうか。小牧工場に行って、聞いてきました。

両口屋是清のお菓子の種類は、季節にもよりますが、常に20種類以上あります。
両口屋是清と言えば「千なり」ですが、その他にも人気商品は「銘菓詰合」、「ささらがた」、「をちこち」、「二人静」などがあります。最近は、「夏ささらがた」「アイス千なり」「千なり林檎あん」など洋を取り入れた和菓子にも注目が集まっています。両口屋是清は、新商品にも力を入れており、企画から完成まで1年くらいから、長いときは3年くらいかかるそうです。味の種類が増える時などは、2カ月ぐらいで完成することもあるそうです。

▽歴史ある和菓子の店
和菓子のお店として有名な両口屋是清には390年の歴史があります。
初代、猿屋三郎右衛門が1634年に名古屋の地にて創業しました。
1671年には創業以来の目標であった尾張藩御用を務めることができるようになりました。
創業から約50年を経て、菓子司として武家や町人の間で評判を得ていたそうです。1686年尾張徳川家2代藩主から「御菓子所両口屋是清」の表看板を賜りました。
現在、すべての商品は小牧工場で作られていて、あん、棹菓子、生菓子などそれぞれの専門分野に分かれて和菓子作りをしています。

▽いろいろな工夫があります
人気商品の工夫を紹介します。夏に人気の「ささらがた」は見た目にも季節感を出すよう作られます。また、毎年、新しい味を社員の皆さんで考えます。包装にも工夫があり、手を汚さずに食べることができます。
「沢の翆」を作るときには、寸ではかるものさしを使い、昔ながらの作り方を守っています。
上生菓子はハサミや箸などさまざまな道具を、用途に合わせて使うことでいろいろな形のお菓子を作っています。
このような工夫が詰め込まれた和菓子を作っているのが、両口屋是清です。
ここで作られた和菓子が全国各地に届けられ皆さんのお手元に届いています。

◇今回の取材先
株式会社両口屋是清 小牧工場

場所:間々字浦通り18
【電話】77-2308
小牧工場売店:9:00~17:00・日曜定休

■取材の裏側!
7月23日午後、取材が行われました。会議室には両口屋是清の商品や生菓子の素材などが置かれ、取材が始まる前から子どもたちの目がキラキラしていました。取材を終えて、和菓子ファンになったことは間違いないでしょう。

・緊張気味のみんな。「ささらがた」をいただき、一気に元気になりました。
・棹菓子をカットするところでは、写真を撮ることも忘れてしまうほど。真剣な眼差しがとても印象的。
・当初、体験は予定していませんでしたが、村井さんの「やってみる?」の一言に全員が「はい!」。ということで上生菓子作りが始まりました。一生懸命、説明を聞きながら真剣に作りました。左の写真は子どもたちが作った「バラ」です。
忘れられない経験だったと思います。
・上生菓子の実演。道具の名前などメモすることにも必死。
・見学ではないので、メモを取る、撮影するなど忙しいです。歴史や工夫など質問をして編集日には記事を書きあげます

※詳しくは本紙5ページをご覧ください。

◆取材をお願いしました
・小牧工場商品開発室長 安田誠一さん
・同 製造3課 村井美月さん
・企画部広報グループ係長 近藤美香さん

子どもたちの目がキラキラしていました。想像以上に和菓子に興味を持っていてくれてうれしかったです。すごく積極的で、取材を受けてよかったです。子どもながらの質問やツッコミがあって、とても楽しい取材でした。

◆私たちが取材に行ってきました
▽上田莉央(米野小学校6年)
両口屋是清ではたくさんの質問をして、いろいろなことを知ることができたと思います。皆さんもぜひ買いに行って、和菓子のことをもっと知ってもらいたいなと思いました。

▽福井良(米野小学校6年)
両口屋是清では商品になるまでの間、何度も確認された商品が売られていて、とてもこだわった商品であることを知りました。和菓子をもっと食べてみたいと思いました。

▽石黒絢子(味岡小学校5年)
私は両口屋是清に行って、一つ一つのお菓子にそれぞれの工夫がされていると分かりました。手で細かい作業をして、きれいなお菓子が作られていくと思うと、よりお菓子に愛着がわき、好きになりました。

▽筒井遥生(味岡小学校5年)
上生菓子を体験で作った時、見ていた時よりも難しくて大変でした。職人さんは1分という速さで上生菓子を作るので、とてもすごいなと思いました。

▽原田美咲(小木小学校5年)
お菓子作りがとても楽しかったです。上生菓子を作る時の道具も見たことのない物が多く、面白かったです。見た目や食べやすさも考えられていました。いろいろな工夫があってすごいと思います。

※詳しくは本紙3ページから5ページ、またはPDF版をご覧ください。

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