■糖尿病と診断されたら
糖尿病はひとたび発症してしまうと治癒することはありません。
そのため、血糖コントロールにより重症化を防ぐこと、合併症を発症させないことが目標となってきます。
◆「生命の危険が及ぶ前に対策を!」
年齢や病態、合併症の程度によって、適正な食事や運動が異なります。
主治医や専門医、管理栄養士等と相談し、自分の病態にあった食事をとり、体を動かすようにしましょう!
また、高齢の糖尿病患者さんは、認知症リスクが高まるため、血糖コントロールすることが重要です。
継続的に受診し、主治医と血糖の数値の経過を共有しましょう。
「運動することで病態が悪化することもあります」
▽合併症を予防するために
糖尿病と診断されたら、合併症や重症化予防のため、他の診療科の受診をしましょう。
歯科:歯周病と糖尿病は関係が深く、互いに影響します。糖尿病の方は必ず歯科を受診しましょう。
眼科:眼科にかかることで、失明へのリスクを減らせます。糖尿病の方は、最低でも年に1回の受診を!
(状態によって、受診間隔が違います)
腎臓内科:かかりつけ医からのすすめがあった場合は早めに受診しましょう。
他の診療科にかかるときは糖尿病連携手帳を有効に活用しましょう!
無料の歯科健診の情報はホームページをチェック(本紙6ページの二次元コードをご参照ください。)
【ID】5683
糖尿病連携手帳
発行:JADEC(公益社団法人日本糖尿病協会)
■糖尿病にならないために
糖尿病発症の危険因子を知り、自分自身の危険度を把握しましょう。
加齢など防げない要因もありますが、当てはまるものがある方は、「健康的な食事」「適切な運動」「1年に1回の健診受診」を意識することが大切です。
◇糖尿病発症の危険因子
(1)加齢
(2)家族歴
(3)肥満
(4)運動不足
(5)耐糖能異常(血糖値の上昇)
※これら以外に、高血圧や脂質異常症も独立した危険因子といわれています。
◆健康的な食事
ごはん(雑穀米を含む)・野菜・魚を中心とした日本食のような、バランスのとれた食事をしましょう! 地中海食※もオススメ! 食べるときは、おかずから食べるようにしましょう。
朝食を抜くと、昼食後の血糖値が急上昇します。血糖値の急上昇(急降下)は、血管を傷つけるとともに、糖尿病のリスクも上がります。
また、間食を必要以上にとると、血糖値が高い状態が続くので、頻度や摂取カロリーに注意しましょう。
※地中海食とは、糖質や肉類よりも新鮮な野菜や魚、オリーブオイル、全粒粉や玄米、ナッツ類、果物を豊富に使うのが特徴的な食事スタイルです。健康的な食事として注目されています。
◆適切な運動
20~64歳の成人では1日8,000歩の身体活動が目標です。なかなか運動できない人は座って過ごす時間を減らし、立っている時間を増やしましょう!
また、決まった運動でなくても、日中の身体活動量が増えるだけでも効果があります。
▽「やってみよう」
・今よりも立ち歩く時間を多くする
・階段を積極的に利用する
・デスクワークが多い時は30分に1回は立つようにする
運動習慣に、小牧市ウォーキングアプリalkoをご活用ください! (本紙7ページの二次元コードをご参照ください。)
【ID】19002
◆1年に1回健診を受ける
自分が糖尿病かどうかは、血液検査をしなければわかりません。また、危険因子となる他の疾患が潜んでいないか、状態が悪化していないかの確認も大切です。
年に1回は必ず健康診査を受けましょう!
◆今年度の小牧市特定健診は R7/2/14(金)まで!
※受診券の再発行が必要な場合は保険医療課【電話】76-1123までご連絡ください。
▽市民講座「糖尿病とともに」のご案内
市民講座を開催します。参加無料・予約不要ですので、お気軽にご参加ください。
日時:11/13(水)14:00~16:00
場所:市民病院管理棟 1階 講堂
【ID】42724
▽生活習慣病予防相談を行っています。(予約制)
食生活(栄養相談)や運動習慣などを振り返る機会として活用ください。
【ID】5675
問合先:健康生きがい推進課
【電話】39-6568
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