ニュースなどで聞くけれど、あまりよく知らないSDGsに関するキーワード。
そんなキーワードを事例を交えて解説・紹介していきます!
■今月のピックアップキーワード
▽シェアリングエコノミー
シェアリングエコノミーとは、個人や団体が所有する資源やサービスを共有し合うことで、効率的に活用する経済モデルです。これにより、資源の無駄を減らし、持続可能な社会を目指す取組が広がっています。
具体例として、子ども食堂が挙げられます。子ども食堂では、地域の農家や企業、個人から提供される余剰食材を活用し、ボランティアの労働力や地域の空きスペースを使って、無料または低価格で子どもたちに食事を提供しています。これにより、食材やスペース、労働力といった資源が効率的にシェアされ、コミュニティ全体で食事の提供や支援が行われる仕組みが作られています。子ども食堂はシェアリングエコノミーの理念を体現する実例です。
■取組ピックアップ
▽地域子ども食堂∞無限堂∞
陶小学校区の子どもたちに向けた子ども食堂を実施している団体であり、今年の9月で開催一周年を迎えました。無限堂は、地域協議会や小学校、社会福祉協議会、協賛企業など多くの関係者を巻き込みながら、子ども食堂を進めています。
この取組は、子どもたちが安心して食事を取れる場を提供するだけでなく、地域全体で子どもたちを支えるという大切な役割を果たしています。毎月ボランティア20人ほどが参加し、各々が自分の時間にできることを手伝っています。
食事の時間には子どもだけでなく地域の方も一緒に参加し、食卓を囲んで賑やかに会話を楽しんでおり、温かいふれあいが生まれています。毎月約80人が参加し、この子ども食堂は世代を超えて心のつながりを深める場にもなっています。
◇参加者の声
ボランティアとして参加している徳永さんは、「結婚を機に市外から移り住みましたが、子ども食堂に関わるようになって地域の方々と交流が生まれました。知らない土地で暮らす中で、地域のつながりを持つことはとても大切ですが、最初の一歩が難しいと感じていました。この子ども食堂を通じて知り合いが増え、安心して参加できる場があることで、外に出てみようという気持ちが強くなり、心境に大きな変化が生まれました」と語ってくれました。
(徳永親子)
[実施・運営]
地域子ども食堂∞無限堂∞
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※詳しくは本紙28ページの二次元コードをご参照ください。
問合先:特定非営利活動法人こまき市民活動ネットワーク
【電話】54-2811【メール】komaki.civic-net@npo-komaki.net
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