小牧市を代表する農作物の一つに「桃」があります。「しのおかの桃」は明治時代から栽培が始められ、現在では県内有数の産地となっています。
しかし近年は、高齢化に伴い、栽培管理が困難になってきている栽培者が多くなってきています。そこで、栽培作業のお手伝いをする「モモ栽培サポーター」を養成し、桃の栽培をサポートしています。
これまで農業経験がなくても、農地を所有していなくても大丈夫!農作業を通じて健康づくりをしたい、農作物の栽培技術を学びたいなど、農業に関心のある方の応募をお待ちしています。
■モモ栽培サポーター養成講座
内容:桃栽培の基礎的知識と技術習得のための実習(摘てきらい、摘てき果か、袋かけ、収穫、剪定など)
日時:3~12月(平日開催)
場所:JA尾張中央本店会議室、試験ほ場(本店隣)、生産者ほ場
料金:無料(現地までの交通費、保険料、教材費などの実費は受講者負担)
対象:桃の栽培基礎技術の習得を希望しており、受講後は小牧市および春日井市の桃農家の栽培作業支援ができる方
定員:15人(申込者多数の場合は、2/22(木)13:30から面接を実施)
申込み:2/16(金)(必着)までに、「モモ栽培サポーター養成講座」と明記のうえ、
(1)郵便番号
(2)住所
(3)氏名
(4)年齢
(5)電話(FAX)番号
(6)職業
(7)農業経験の有無
(8)農業に関して思うこと
(9)応募動機を記入し、はがきまたはメールでJA尾張中央営農指導課(〒486-0849春日井市八田町1-16-3【メール】einoshido@jaowari-chuoh.or.jp)
■いよいよ今年から出荷予定!「こまきゴールド」
「こまきゴールド」は「みさか白鳳」の枝変わり※で生まれた品種です。市内の桃園で発見され、令和4年10月に品種登録されました。同じ時期に出荷される他の品種よりも、大玉で糖度が高めの黄色い桃です。
令和3年に「こまきゴールド生産推進協議会」が設立され、28人の生産者が今年の初出荷に向けて栽培を行っています。こまきゴールドは、6月下旬ごろにJA産直店舗などで販売される予定です。
※枝変わり果実の大きさなど、その品種の持つ特性の一部が、枝や樹単位で変化する現象
■モモサポの皆さんにお話を聞きました!
◇モモサポの活動に取り組んでみていかがでしたか?
・小さいころから育ってきた地元の桃の栽培に関わることができてうれしい。
・桃の栽培知識について研修会を通じて学ぶことができてよかった。また、実際に作業支援を行う中で、農家さんから新たな栽培技術について教えていただけるのでありがたい。
・午前中だけの支援も行えるので、空いている時間を有効活用して作業支援を行えて、大変ありがたい。
◇今後の展望などありますか?
・今年は袋かけの作業を中心に行ったが、モモサポは摘てきらいや摘てき果かなども支援しているので、さらに栽培知識を身に付けて支援できるようにしたい。
・年々作業に慣れてきて、栽培技術も上がっていると感じるので、農家さんの要望どおりの作業を行えるようにしたい。
問合先:
農政課【電話】76-1131
JA尾張中央営農指導課【電話】44-1001
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