■要約筆記OHPひまわり
耳の不自由なかたに「きこえの保障」を
○要約筆記OHPひまわりってどんな団体?
渡辺さん/耳の不自由なかたに、話している音声をその場で文字に換え、「きこえの保障」をする要約筆記をしています。また、市民の皆さんに、市社会福祉協議会のイベントなどで、耳の不自由なかたにも文字にすれば伝わることの周知・啓発活動をしています。
○活動の中で感じるやりがいやうれしかったことを教えてください♪
髙村さん/ボランティアを始めて、耳の不自由なかたや福祉のことで初めて知ったことも多かったです。自分が学んだことを活動を通じて伝えられたときは、とてもうれしいです。要約筆記は、その場で話していることを瞬時に書いていく作業なので、大変だと感じることもありますが、内容を伝えられたときはやりがいを感じます。
○活動の中で印象に残っていることはありますか?
近藤さん/その場で話を聞いて、手書きで伝えていたことを、最近はパソコンでの要約筆記や音声を文字化できるアプリも使用しています。また、アプリの使い方の講座で、耳の不自由なかたが真剣に取り組んでいたのが印象に残っていて、時代は進んできたのだと感じます。しかし、電子機器ならではの誤字変換など、人間に勝てない部分もありますので、これからも活動に力を入れたいと思います。
○これからの目標を教えてください♪
太田さん/一般に耳の不自由なかたは、手話で会話をすると思われがちですが、誰しも手話を使えるわけではありません。要約筆記は「書いて伝える」手段ですが、言い換えれば「書けば伝わる」のです。コミュニケーションの方法として、もっと広く知っていただければと願っています。
・要約筆記OHPひまわりの皆さん
■要約筆記OHPひまわり
耳の不自由なかたに、話の内容をその場で文字にして伝える要約筆記およびその周知・啓発活動をするボランティア団体
○主な活動
・イベントの主催者・個人からの要請対応
・福祉実践教室・市社会福祉大会などへの協力
・福祉マインドフェアへの参加
問い合わせ先:市社会福祉協議会
【電話】54-4540
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