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【特集】地域とつながる岡崎市民病院 手厚いケアと高度な医療で“生き方に寄り添うがん診療”を

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愛知県岡崎市

岡崎市民病院は、2019年9月に旧愛知県がんセンター愛知病院からがん診療機能の移行を受け、地域のがん診療の要として、手厚いケアと高度な医療で皆さんに寄り添っています。
日本人の2人に1人は「がん」になるといわれる時代。私たちのまちには岡崎市民病院があります。

■岡崎市民病院の強み
手厚いケアと高度な医療を組み合わせながら、がんの種類や特徴を見極めた上で、最も効果の高い治療法を提案しています。
・医療施設の設備の充実
・専門知識や技能を有する職員の配置

■岡崎市民病院は「地域がん診療連携拠点病院」に指定されています。
▽地域がん診療連携拠点病院とは
全国どこでも適切ながん医療が受けられる体制の整備に向けて、2次医療圏※に1カ所を原則として国が指定する、地域のがん診療の連携の拠点とがん医療水準の引き上げを行う病院。
※2次医療圏…救急医療を含む一般的な入院治療が完結するように設定された区域(岡崎市は幸田町と構成)

■「あらゆる領域、あらゆるステージ」のがん診療を行っています。
旧愛知県がんセンター愛知病院からのがん診療機能移行に合わせて体制を整え、専門知識や技能を有する職員の配置により、質の高いがん医療を提供できるようになりました。
日本に多い5大がん(肺がん・胃がん・肝がん・大腸がん・乳がん)以外のがん治療(前立腺がんや白血病、子宮がんなど)も行っています。
また、病院内に「がんセンター運営委員会」を設置し、各部門が連携して対応しています。

▽がん診療の体制
・診療部門
・手術部門
・薬物療法部門
・放射線治療部門
・がんサポート部門(がん相談支援センター、緩和ケアをサポートする外来、緩和ケア病棟、緩和ケアチーム)

■手厚いケア サポート体制の充実
がんと診断されたときは、医学的な治療はもちろん、心のケアや生活様式、価値観などを尊重したサポートがとても大切です。
岡崎市民病院では、患者さんの気持ちに寄り添うためのサポート体制が充実しています。

▼がん相談支援センター
患者さんやご家族のかたのがんに関する不安や疑問などについて相談や支援を行っています。治療や療養の方法、治療による副作用、日常生活での困りごと、セカンドオピニオン※、仕事と治療の両立支援のこと、治療費のことなど何でもご相談いただけます。
※セカンドオピニオン…症状や治療法について、主治医以外の医師の意見を聞き、参考にすること

▽各種相談会も開催しています
・がんサロン…がん患者の集い・おしゃべり女子会
・お仕事相談会
・がん患者相談会…がんを体験したかたが患者さんやご家族のお話を伺います。
・ウイッグandアピアランス(外見)ケア相談会

▼緩和ケア
がんをはじめ重い病を抱える患者さんの身体的・精神的・社会的サポートを行っています。心や体の苦痛だけでなく、食欲の低下、体のだるさ、気分の落ち込みなどをケアし、ご家族のサポートなども行います。
「病気が進行してから受けるもの」、「終末期だから受けるもの」ではなく、必要に応じていつでもサポートを受けることができます。

▽緩和ケア病棟のラウンジの様子
※本紙の写真をご覧ください。

▽緩和ケアカンファレンスの様子
患者さんに合った緩和ケアを行うため、様々な職種の専門家が情報交換や議論をするための会議です。

■高度な医療 患者さんに合った新しい医療技術を提供
▼がんゲノム医療
これまでの手術を基本とした治療とは異なり、患者さんの遺伝情報を調べることで、将来のがん発症を防いだり、最適な治療薬を選定したりすることができる新しい治療法です。愛知県内では、岡崎市民病院を含めた17カ所の病院で受けられます。

▽エキスパートパネルの様子
様々な職種の専門家が集まって患者さんごとに適切な薬剤を選択する会議です。

▼手術療法
開腹手術のほかに傷が小さい、痛みが少ない、術後の回復が早いといった体への負担が少ない腹腔鏡(ふくくうきょう)手術はもちろん、2020年4月に導入した手術支援ロボット「ダビンチ」によって、さらに精密な手術が可能となっています。

▼放射線療法
照射したい部分をあらゆる方向から狙い撃ちし、がん組織に集中して放射線を当てる療法です。周囲の正常組織には放射線量を最小限にできる装置や、3次元CT画像を基に正確に照射ができる装置で治療を行っています。

▼薬物療法
薬物療法には抗がん剤による化学療法、がんの原因に関わる特定の分子だけを選んで攻撃する分子標的療法、ホルモンの働きを抑えるホルモン療法があり、がんの種類や特徴によって最適な薬物療法を行っています。

■岡崎市民病院の診療実績
2023年の新規がん診療受診患者数1,788人のうち、約半数ががん手術療法を受けられました。

▽主な領域別がん手術療法患者数(2023年)

■院長 小林 靖
岡崎市民病院は今後も皆さんから信頼され、選ばれるエクセレント・ホスピタル(最高の病院)を目指し、地域とともに“ウェルビーイング(持続的な幸せ)”を創造していきます。

■イベント情報 INFORMATION
▽岡崎市民病院フェスティバル
日時:10月19日(土)10時~15時
内容:
[体験してみよう]
・注射器を使ってみよう
・キッズドクター・ナース体験
・粉薬をつくってみよう
・顕微鏡で見るがん細胞
・超音波でどう見える?
[いきいき健康測定]
・歩行年齢測定
・視野検査
・血管年齢測定
[その他]
・院内見学ツアー
・レッドサラマンダー展示
・グレート家康公「葵」武将隊
・からふるぽっけステージ ほか

詳しくは、市民病院ホームページで。

岡崎市民病院では、地域とのつながりを大切にしています!
みなさんに親しみをもっていただけるイベントになっているのでぜひお越しください♪

問合せ:経営企画室
【電話】66-7099【FAX】66-7691

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