11月11日は「いい日、いい日」にかけて「介護の日」です。「介護」について考えてみませんか。
■高齢化の現状
令和4年10月1日現在、日本の総人口は1億2,495万人となっています(総務省「人口推計」)。65歳以上人口は3,624万人(男性1,573万人、女性2,051万人)で、男性対女性の比は約3対4となっています。
総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は29.0%となっており、今後は総人口が減少していくのに対し、65歳以上人口は増加し、令和52年(2070年)には高齢化率は38.7%に達し、国民の2.6人に1人が65歳以上の人となることが見込まれています。
■65歳以上の人は支えらえる人?
令和4年総務省「労働力調査」によると、65~69歳の就業状況は、男性で61.0%、女性で41.3%となっており、65歳を過ぎても多くの人が就業している状況です。
また、令和元年度内閣府「高齢者の経済生活に関する調査」では、現在収入のある仕事をしている60歳以上の人の約4割が「働けるうちはいつまでも」働きたいと回答しており、高い就業意欲が感じられます。
■仕事と介護の両立を考えてみましょう
こうした中、介護離職が社会的な問題となっています。介護離職は社会における労働力人口の減少という問題だけでなく、個人においても、収入の減少や自己実現の場の喪失といった弊害をもたらします。
男女別に見ると、依然として女性の介護離職が多いものの、近年では男性の介護離職も大きな問題となっています。介護の悩みを抱え込まないよう、介護休業制度や介護サービスの利用を検討するだけなく、周囲の人や公的機関に相談することも考えてみましょう。
問合先:
長寿介護課介護保険グループ【電話】38-5811
岩倉市地域包括支援センター【電話】38-0303
岩倉東部地域包括支援センター【電話】96-6553
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