文字サイズ
自治体の皆さまへ

教育の広場

27/36

愛知県弥富市

■広島研修

◆伝えるために
十四山中学校 宇佐美 和来(うさみ かずら)

【平和記念公園の工夫】
「平和への意志を結束させるための施設」として、公園全体の意識を原爆ドームに向けさせ、原爆ドームが常に印象的になるよう設計されています。例えば、入り口から進む道。あの道は、進むにつれて下がっていく坂になっています。緩やかな坂になっていることで平和について考えていく気持ちをつくっていくのだとガイドさんから聞きました。他には、原爆死没者慰霊碑にも工夫がされています。アーチの部分の真ん中を覗いてみるときれいに原爆ドームが見えます。慰霊碑の後ろには池があり、原爆ドームまでに遮るものはありません。他の人が視界を遮らないので、自分自身が平和について考える構図になっています。

【被爆ピアノ】
被爆ピアノは、広島市に9台現存しています。この被爆ピアノは平和の象徴として活用され、音色を通じて平和を訴えています。コロナ禍には出張でコンサートを開き、各地で原爆の惨禍を伝えています。実際に演奏を聴き、すごくきれいな音色だったので本当に被爆したとはとても思えませんでした。

【感想】
私は、広島研修を通して、何のために平和記念公園があって平和記念資料館があるのかを考えました。どんなことがあったのか知るためではなく、平和について考える場なのだと実感しました。この二つの場所にはたくさんの観光客が訪れていました。広島では、日本だけでなく世界で平和について考えているのだと私は思いました。この研修で知ったことは、ほんの一握りだと思うので、もっと他のことも調べて勉強したいです。

◆広島研修
十四山中学校 下里 洸凱(しもさと こうが)

【込められた思い】
平和記念公園にはたくさんのモニュメントがあります。被爆後に「水が飲みたい」と言う人がたくさんいたので、「水」に関するモニュメントが多くあります。また、被爆後には川に多くの人が集まりましたが、安心してそのまま亡くなってしまった人もいました。その他にも、平和の鐘には、世界地図が描かれており、この地図には国境がありません。国境がないと、土地を取ろうとする争いがなくなり、戦争がなくなると考えられているからです。その鐘には核のマークもあり、その部分を突くことで核がなくなるようにという思いが込められています。公園内には平和の軸線というものがあり、「原爆ドーム」「バラ」「平和のともしび」「原爆死没者慰霊碑」「噴水」の順番で一直線上に並んでいます。一つ一つにたくさんの意味が込められており、平和のともしびは、核兵器がなくなったら消えると聞きました。僕ははやく火が消えてほしいと願っています。

【被爆したもの】
被爆したものを平和記念資料館で見ることができました。僕は被爆した自転車を見てすごく驚きました。フレームが溶けて曲がっていたからです。フレームは鉄でできているため溶けますが、思った以上に曲がっていたので爆風と熱線の恐ろしさが分かりました。被爆時に着ていた服をたくさん見ることができました。当時の被爆した瞬間を思い浮かべると、とても悲しくなりました。1人はお弁当を持って学校にいるとき、1人は工場で働いているときといろんなときにたくさんの人が被爆しました。中には、血の付いた服もありました。それは着ていた子どもの血で、母親が頑張って洗濯した跡もありました。それでも取れないほど、ひどい出血だったのだと思いました。また、僕はある絵を見て感動しました。その絵には、「生徒を助けて」と頼み自分は担架に乗らずそのまま亡くなった女性教師が描かれていました。最後まで先生として生きたすごい人だと思いました。

【感想】
広島に行き、戦争や原爆の恐ろしさを改めて知りました。僕はこれを家族や友達などたくさんの人に教えたいと思いました。

■桜小学校
桜小学校では、一人一人が輝き、自己有用感・自尊感情に満ちた笑顔いっぱいの児童の育成を目指し、さまざまな教育活動を行っています。子どもたちが元気に活動する様子の一部を紹介します。

◆各学年の取り組み
地域や社会など多くの方々の協力を得て活動しました。どの学年の児童も体験活動を通して多くのことを学びました。
【1年生】校外学習/中山樋門・水郷公園
【2年生】出前授業/野菜の苗植え
【3年生】校外学習/校区探検
【4年生】出前授業/エネルギーと防災
【5年生】出前授業/起震車体験
【6年生】校外学習/朝日遺跡・しだみ古墳群ミュージアム

◆全校の取り組み
◇オンライン防災集会「あなたならどうする?」(児童会活動)
通学団ごとで集まり、「もし、通学途中で強い地震が起きたらどう行動するか」について異学年で話し合いました。高学年の児童が低学年の児童の意見を優しく聞き、意見をまとめていました。振り返りでは、「登下校で災害が起きたときにどう行動すればよいかよく分かった。パターンは一つではないから、状況次第で判断して行動できるようにしたい。」という意見が出され、安全に登下校しようとする意識を高めました。

◆校内草取り
PTAのボランティアの方々と共に、皆で協力し合って除草しました。たくさんの草が取れて、学校がきれいになりました。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU