【特集】令和6年度施政方針(2)

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◆基本目標4　人と地域の資源を活かし、にぎわいを生み出すまち
◇農業・商工業の振興
・農業生産力の強化を図る営農者に対しては、農業用機械や施設の更新に対する支援をはじめ、本市独自の支援である国の戦略作物とする、主食用米から飼料用米・小麦・大豆への転作補助や、カメムシ共同防除費用の一部補助も引き続き支援します。
・市内で飲食店などを創業する事業者支援として、令和6年度から「飲食店等創業支援制度」を新たに実施します。

◇観光の振興
・本市の観光PRを目的に金魚すくいを中心に市内外で実施している大作戦事業を令和6年度は「やとみの金魚また来て大作戦」として継続します。

◆基本目標5　良好な都市基盤が整った便利で快適に暮らせるまち
◇下水道整備
・市街化区域ならびに人口集中地域である佐古木地区、鯏浦地区、五明地区および五之三地区の整備を進め供用区域を拡大し、普及率の向上を図るとともに接続促進に努めます。

◇道路網の整備
・都市計画道路名古屋第3環状線は、本市の中心市街地を縦断する「前ケ須工区」および「中原・境工区および間崎・富島工区」で整備が進められておりますが、一日でも早く市内の道路ネットワークを構築するため、関係機関へ引き続き積極的に要望していきます。
・木曽川高潮堤防未整備区間の整備に併せて、尾張大橋架け替えを含む国道1号の4車線化の早期事業計画ならびに大規模災害時の避難および救命・救護活動などに必要となる地域高規格道路一宮西港道路の早期実現に向けて関係機関と連携しながら要望していきます。

◇港湾地域などの整備促進
・本市の名古屋港鍋田ふ頭コンテナターミナルでは、名古屋第二環状自動車道が飛島JCTまで開通するなど、道路網の整備により、ますます利便性が向上し、中国を始めとするアジア貨物の物流拠点として、日本一に貢献しています。
・名古屋港背後地の西末広地内では、地域特性を生かした新たな企業の立地誘導を促進するため、工業系の土地利用を進めます。

◇市街地の計画的整備
・「JR・名鉄弥富駅自由通路整備及び橋上駅舎化事業並びに南北交通広場等整備事業」につきましては、歩行者、自転車の安全確保および高齢者・障がい者などの利便性を高めるバリアフリーに配慮した交通結節点の整備を事業目的として、令和12年度の事業完了に向けて整備を進めます。
・都市拠点となる弥富駅周辺の取組は、本市の玄関口となる区域であり、駅周辺の一体的なまちづくりを推進し、誰もが便利で快適に暮らせるまちの実現に向けて、関係住民の皆さんとの勉強会などを通じて、弥富駅中央駅前広場を中心とした周辺整備の検討を進めます。
・車新田地区では、新たに快適で利便性の高い、住宅用地の供給や商業機能の充実などを図り、定住人口の増加につなげるため、土地区画整理事業を推進します。

◆基本目標6　市民と行政がつながり、共につくるまち
◇持続的な行財政運営
・令和4年度、5年度の2カ年をかけて策定を進めてまいりました「第2次弥富市総合計画後期基本計画」が始動します。計画に掲げられた施策・事業などを一つ一つ着実に実施し、本市の魅力や市民の皆さんの満足度、愛着度の向上につなげます。
・行財政改革は、より実効性のある計画とするために総合計画後期基本計画と合わせて策定しました第5次行政改革大綱により、さらなる行財政改革を推進し、持続可能な行財政運営を行います。

◇市民協働・男女共同参画の推進、コミュニティの強化
・地区役員の皆様の仕分けや配布物に係る負担を軽減させていただき、各家庭へ迅速で効率的に広報誌をお届けすることができるよう配達業者によるポスティングを導入し、全市民へ本市の情報を届けられるよう情報提供の強化を図ります。
・弥富まちなか交流館2階を改修し、市民が気軽に交流・活躍する場としてのフリースペースおよびマルチスペースの機能を持つ市民活動拠点やとみっけベースを整備します。
・「ヤトミーティングプロジェクト」の一環で設立する「NPO法人ヤトミーティング」による、やとみっけベースの運営準備も進めます。

◇DXの推進
・地方公共団体情報システムの標準化・共通化は、基幹業務システムを国の標準仕様に準拠したシステムへ令和7年度末の移行を目指し、システム構築およびデータ移行に取り組みます。
・令和6年1月4日からは、マイナンバーカードを利用した住民票や印鑑登録証明書のコンビニ交付を開始しました。令和6年度には、住宅地図を活用した個別避難計画作成システムを導入し、既存の避難行動要支援者名簿と地図やハザードマップ情報を一体化するとともに、個別避難計画作成の促進を図ります。

■第2次弥富市総合計画後期基本計画を策定
令和6年3月、「第2次弥富市総合計画後期基本計画」を策定しました。
この計画は、平成31年度から10年間を計画期間とした第2次弥富市総合計画に掲げる将来像の実現に向け、令和5年度を終期とする前期基本計画を社会情勢の変化を踏まえて見直すとともに、目指すべき方向性が同一であり、将来ビジョンを「多様な暮らしを支える“ひと”中心の持続可能なまち」とする「弥富市デジタル田園都市構想総合戦略」を包含した、市の最上位計画です。
今後も本市の将来像『地域でつくる「人・自然・文化」の調和　輝く未来へ繋ぐまち・弥富』の実現に向け、さまざまな施策や事業を進めていきます。
内容につきましては、市ホームページ(【ID】1005895)をご覧ください。