■保護司会・更生保護女性会 薬物乱用防止について
市民の皆さんには、日頃から薬物乱用防止にご協力をいただいています。とりわけ保護司会・更生保護女性会の皆さんには、薬物乱用問題に関する正しい知識の普及啓発、地域の皆さんの認識をより一層高める重要な活動を支援していただいています。
麻薬、覚醒剤、大麻、シンナー、危険ドラッグなどの薬物乱用は、乱用者個人の健康問題のみならず、各種犯罪の誘因になるなど社会全体に計り知れない危害をもたらします。
特に、近年は大麻事犯の検挙人員が急増しており「大麻乱用期」とも囁(ささや)かれる状況となっています。大麻事犯は、特に若者において急増しています。これは近年、ソーシャルメディア(SNS)において、大麻について完全に誤った情報(大麻は心身の健康に良い、依存はしない、大麻が禁止されている日本は外国と比較して遅れているなど)が流布されていることが原因の一つとされます。
また、最近では大麻成分を含む食品(チョコレート、クッキーなど)が出回り健康被害が発生するなど、深刻な事態となっています。まさに薬物乱用は身近な問題です。
◇10月、11月は「麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動月間」です
愛知県では、運動期間中は各地で街頭活動など様々な活動を展開し、県民の皆さんへ薬物乱用防止を呼びかけることとしています。新城市内では、10月27日(日)に、しんしろ軽トラ市にて街頭啓発活動を計画しています。
薬物に関連して、この地域の身近な話題として、ケシの問題があります。ケシは種類が非常に多く、問題になる種類とそうでないものがありますが、この地域の庭や畑、道路端、空き地などに、あへん法で栽培が禁止されている種類のケシが自生してくることが時々あります。
この地域で代表的な種は「アツミゲシ」(セティゲルム)です。これ以外にも、ソムニフェルムと呼ばれる種類も自生していることがあります。これらのようなケシを見かけられた場合は、新城保健所(電話22-2203)にお知らせください。
寄稿:愛知県新城保健所長
問合せ:福祉課
【電話】23-7624
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