女性の声を市政に届けます!
1月24日(水)、新城市女性議会を開催しました。女性議会は、市民の多様な参加の機会の一つとして、市政への女性の参画を推進するために、毎年開催しています。当日の様子や会議録は、市ホームページをご覧ください。市内在住の女性4人が登壇し、市政に関する意見や提案、普段抱えている疑問などを、それぞれの立場から発言しました。答弁は議会の一般質問の手順に沿って進められ、参加者からの質問や提案に対して、市長や市幹部職員が答えました。
■議長あいさつ
木野田星良(きのだせいら)さん
今日参加された皆様は、新城市をより良くしたいという思いで、参加されたと思います。どうかこの思いや、この声を拾い上げ、1つずつ形にしていただけることを強く願っております。生まれ育ったまち、大事な家族が住むまち、自分にとってかけがえのない新城市を思う気持ちは皆同じだと思います。
これからも、このすばらしい議会の存続と、新城市の繁栄を心から願っています。
■遊休農地・耕作放棄地について
木下かつ子(きのしたかつこ)さん(鳳来北西部地区)
▽質問
これまで、休耕地に景観が美しい菜種を育てる取り組みをされたことはありますか。また、市で進めていく上で課題になることはありますか。個人で推奨していく場合、国や市の補助制度はありますか。
▽答弁
市では現在取り組んでいませんが、市内には、菜の花を愛する市民活動団体があり、市の補助金制度を活用して耕作が難しくなった農地を使って、菜の花を栽培し、菜の花をこども園で配布したり、小学生に搾油の作り方を教えています。
課題としては、水はけの悪い水田では、排水対策をしなければうまく育たない場合があるということ、連作により根こぶ病などの病気の発生も危惧されているという事です。
また、国では産地づくりに向けた取り組みを対象とした補助事業がありますが、栽培するだけでなく、事業化が必要とされています。
■新城市の医療の充実について
山田友紀子さん(やまだゆきこ)(新城地区)
▽質問
新城市から3次救急医療機関(市外病院)には距離があります。
新城市は高齢者が多いため、より近くの新城市民病院で受け入れができると安心して暮らせると思います。
受け入れができるような検討はされていますか。
▽答弁
新城市民病院で全ての救急患者受け入れができるようにするためには、受け入れができない疾患を担当する専門診療科に複数の常勤医師、それとその処置に必要な医療技師などの職員を確保しなければなりません。
引き続き、常勤医師の確保に取り組んでいきますが、受け入れができるまでは、3次救急医療機関(市外病院)との役割分担、連携が取れた現在の救急体制を行って参りたいと考えております。
■長期休暇中の児童クラブについて
夏目良枝(なつめよしえ)さん(新城地区)
▽質問
こども家庭庁が昨年5月に全国1,633市区町村にある13,097カ所の施設を対象に行った調査によると、全体の約23%にあたる2,990カ所で、夏休みなどの長期休暇に昼食を提供しているとの回答がありました。
全国的には、昼食を提供している児童クラブがありますが、現在新城市では、検討されていますか。また、その状況をお聞かせください。
▽答弁
過去に数件、弁当の手配などの要望を聞いています。児童クラブは、限られた場所と人員の中で、安全面、衛生面の管理など、細心の注意を払い、児童と関わっています。それに加えて、弁当の手配などを行う場合、食物アレルギーを持つ児童への配慮といった安全性の問題や、利用児童の安全が確保できなくなることが想定されることから、現状の運営体制では難しい状況であると考えています。
ただ、保護者の方で弁当の取りまとめなどを行っていただければ、受け取りなどの協力は可能だと考えます。
■中学生の制服について
望月安子(もちづきやすこ)さん(東郷地区)
▽質問
制服が選択制になった時に、自認する性に違和感を抱く生徒が周囲の目を気にすることなく自分が着たい制服を選択できるような環境を整えることが大切だと思います。
そのための学校内や地域の方を対象にした研修、勉強会、講習会などの実施を検討されていますか。
▽答弁
現在のところ、そこまでの検討は進めていませんが、昨年、LGBT理解増進法が国会で成立しています。こういうことを理解することに関しては、日本人が非常に弱い部分であると考えています。保護者の方、中学生にも伝えながら、個人の考えが尊重されることを大切に考えていきたいと思っています。講演会などを今後設けていくことは検討する余地が十分にあると思っております。
※紙面の都合上、質問と答弁の一部を読みやすく加工して掲載しています。
問合せ:市民自治推進課
【電話】23-7697
ID:732188366
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