市では、持続可能な社会の実現に向け、令和6年3月に策定した「一般廃棄物処理基本計画」に基づき、さらなるごみの減量化に取り組んでいますが、ごみを減らすためには、市民の皆さんと一体となって推進していくことが必要です。一人一人の小さな心掛けの積み重ねがごみを減らし、環境にいいまちにしていくことにつながります。
今回の特集では、家庭から出るごみの現状やごみ出しのポイントについて紹介します。
■ごみを減らす3つの目的
(1)二酸化炭素の排出量を減らし地球環境を守る
(2)最終処分場を長く使用する
(3)ごみ処理のコストを削減する
■さらなるごみの減量に向けて
家庭から出るごみは、皆さんの協力により減少傾向にありますが、次世代により良い環境を引き継いでいくためには、さらなるごみの減量が欠かせません。
◇1人1日当たりの家庭系ごみ排出量の推移
出典:春日井市のごみの現状(春日井市)、一般廃棄物処理実態調査結果(環境省)
■春日井市では、年間約8.4万tのごみが発生!
皆さんが普段家庭で何気なく捨てているごみは、市で収集し、クリーンセンターで焼却したり、破砕してから最終処分場に埋め立てたりしています。一方、金属類などの資源は、選別などを行い、再生事業者に渡して資源化しています。
混ぜて捨ててしまえば「ごみ」ですが、きちんと分別して捨てることで「資源」になり、さまざまな製品にリサイクルされ、有効に活用されます。
ごみの減量には、現状を知り、一人一人がごみを減らす意識を持ち、行動をとることが大切です。
◇ごみ処理の流れ(令和5年度実績)
ごみ処理経費(建設改良費除く):年間約44億円、市民1人当たり14,292円
※令和4年度実績
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