◆日・トルコ外交関係樹立100周年記念‼
市長 石黒 直樹
日ごとに夏の訪れを感じる7月。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、今年に入り、海外から多くの方が春日井市を来訪されています。
その中で、駐名古屋トルコ共和国総領事館のダムラ・ギュミュシュカヤ総領事が来訪されました。ダムラ・ギュミュシュカヤ総領事は第3代駐名古屋総領事として昨年8月から現職。今年、日本とトルコ共和国が外交関係樹立100周年を迎えた中で春日井市にも表敬訪問されました。
学生時代に学んだトルコ共和国に関することと言えば、一つには、黒海と地中海に囲まれてヨーロッパの一番東、アジア大陸の一番西に位置している国。そして、ヨーロッパとアジアの架け橋としてさまざまな文明が栄え、多彩な文化が発展してきた国ということ。もう一つは、1890年に起こった「エルトゥールル号」事件のこと。トルコ共和国の特使団を乗せた軍艦「エルトゥールル号」が台風の影響により和歌山県沖で沈没したとき、紀伊大島(和歌山県)の島民が必死の救援活動により船に乗っていた656人中69人の乗組員を救助したという史実。
また、1985年には、イラン・イラク戦争下でイランの首都・テヘランに取り残されていた日本人215人を、トルコ政府が2機の飛行機をチャーターして無事に救出。また、2011年の東日本大震災では、トルコ政府が支援・救助チームを派遣。
一方で、同年に発生したトルコ東部地震や2023年に発生したトルコ・シリア大地震の際に、日本は発災直後から支援をしました。
国と国が困難な時にお互いを支え合える良い関係。まさかの時の友こそ真の友。こうした関係が信頼度を高めてきたと言えるでしょう。
春日井市はこれまでも長い歴史の中で、他の自治体との信頼関係やつながりを大切にしてまいりました。これからも多くの自治体といつでも支え合える友好的な関係をこれまで以上に築いていきます。
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