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ちゅ~も~くっ公共施設!「5分で読める公共施設のこと」[公共施設マネジメントシリーズ]

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愛知県東浦町

■No.18「東浦中学校」「移転・複合」「東浦文化広場」のお話
今回は、令和6年3月に策定した「東浦町公共施設再配置計画(以下、再配置計画)」において、モデル事業と位置付けている東浦中学校と東浦文化広場(メディアス体育館ひがしうら・はなのき会館)の複合化に伴う東浦中学校移転についてのお話です。なお、紹介しきれない検討の過程などは町ホームページで公開しています。

◆1 再配置計画における複合化する施設の位置づけ
再配置計画では、町の施設を全町施設と地区施設の2種類に位け置付をしています。そのうち、全町施設は、役場と消防署支署を複合する「全町拠点(1)」、文化センターや中央図書館、勤労福祉会館などを複合する「全町拠点(2)」、保健センターをはじめとした、各種センターを複合する「全町拠点(3)」の3つに区分しています。
現在、最終的に全町拠点(2)と(3)は1つの複合施設として推進していくこととなりました。

◇地区施設
・小学校を中心としたコミュニティ拠点
◇全町施設
・全町拠点(1)…役場と消防署支署を複合する
・全町拠点(2)…文化センターや中央図書館、勤労福祉会館などを複合する
・全町拠点(3)…保健センター、総合ボランティアセンターなどの各種センターを複合する

◆2 東浦中学校の移転候補地
複合施設の「全町拠点(2)+(3)」をどこに設置するか、町が所有する土地の中から適切な規模の候補地を検討しました。その結果、東浦中学校周辺敷地のみが該当したため、東浦中学校の移転が求められます。加えて、現東浦中学校敷地には、課題(水害ハザード・学区など)もあるため、町有地の中で東浦中学校移転を検討したところ東浦文化広場敷地が該当しました。

◇東浦中学校の現地建て替えはどうなの…?
仮設校舎が必要であったり、グラウンドが一時的に使えなくなったり、授業継続への支障や建設コスト増加が起きるかも…

◇現東浦中学校移転・複合検討イメージ
全町拠点(2)+(3)どこに設置しよう

この場所しかない!東浦中学校周辺敷地

中学校をもっといい場所に移転しよう!町有地で複合・集約化が見込める場所はないかな…

中学校+体育館 東浦文化広場敷地

◇メリットたくさん!
通いやすい…学区の中心(通学距離の平準化)
安心・安全…水害の心配なし
みんなが使いやすい…共有化・効率化

◆3 東浦中学校移転場所(敷地)の比較
グラウンドや体育館の規模としては、どちらも同等ですが、借地を含む敷地面積は、東浦文化広場の方が広い結果となりました。
また、学区の課題は東浦中学校の学区に住む中学生767人(2021年6月30日時点)における通学距離で見ると、通学平均距離が現東浦中学校の1,679mに対し、現東浦文化広場では、1,165mとなり、平均514m短縮されます。水害危険性についても解消されます。

◇東浦中学校を現地で建て替えた場合と東浦町文化広場に移転した場合の比較

◆4 今後の検討
今後は、施設の大まかな配置や建築計画、導入機能などの検討や、基本理念・方針・コンセプトを決定する「基本構想」、「どんな使い方をするか」「どう使いたいか」を検討し、導入する機能や施設の配置、部屋の規模、建築計画などを決定する「基本計画」の策定を進めていきます。また、どうすれば学校授業と地域クラブなどの地域で行う活動の並行を踏まえた施設の使い方が可能かなどの検討も進めていきます。

問い合わせ:企画政策課
【電話】内線224

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