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たけとよの農業を知る 農(Know)をのぞいてみよう!

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愛知県武豊町

◆今月の農産物 ほうれん草(そう)
ほうれん草は漢字で「菠薐草」と書きます。「菠薐」は昔のペルシア(今のイラン)をさしていて、もともとはペルシアあたりで生まれた作物です。
今では1年中スーパーでみられますが、本来は寒さに強い作物で、旬は秋から冬にかけてです。気温がマイナス5℃になっても少しずつ生長し、マイナス10℃でも耐えることができます。暑さにはとても弱いので、夏の栽培は、ハウスを利用して、温度を下げたり、強い光をさえぎって栽培します。
β-カロテン、ビタミンE、カリウム、葉酸や鉄を多く含んでおり、冬採りのものはビタミンCも豊富です。ビタミンCは鉄分の吸収を助け、葉酸は赤血球を作り出すので、貧血予防の効果が期待できます。

◇選び方
葉の色が濃く、葉先までピンとして、根の付け根部分がふっくらとして赤みが強いものを選びましょう。

◇保存方法
湿らせた新聞紙に包み、ビニール袋に入れて、野菜室で立てて保存しましょう。鮮度が命なので、すぐに食べ切れないときは下茹でしておきましょう。冷凍保存もできます。

▽ほうれん草 生産農家 澤田良光(さわだよしみつ)さん
私は、中部地区で農業をしています。代々続く農家で、現在7反近くの農地を持っています。私自身はもともと会社員でしたが、70歳から農業をはじめ、現在、6年目です。ほうれん草はビニールハウスと露地の両方で育てています。ビニールハウスは育ちが早く、やわらかく育ちます。また、出来るだけ農薬は使わないように心掛けている為、ビニールハウスは虫よけにもなって重宝しています。他にも季節ごとで様々な野菜・果樹を栽培(10~20種類)し、グリーンセンターへ出荷している作物もあります(サツマイモ・里芋・玉ねぎ・トウモロコシ・ビワ・ザクロ等)。今のところほうれん草は出荷していませんが、ほうれん草同様こだわりを持って作った自慢の作物です。私の野菜を見かけたらぜひ食べてみてください。

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