このコーナーでは、みなさんの健康につながる情報を武豊町の保健師や管理栄養士がお届けします!
■旬を食べよう!
今回は、春の旬の野菜である「たけのこ」について紹介します。
たけのこは漢字で「筍」。「竹(たけかんむり)」に「旬(しゅん)」と書きます。「旬」とは、一か月を3つに分けて「上旬」「中旬」「下旬」の期間となります。たけのこの漢字は、一旬(いちじゅん、10日間)で竹になることに由来すると言われています。
◇たけのこは、健康づくりの味方!
たけのこは、比較的低カロリーな野菜です。
また、シャキシャキと歯ごたえもよく、咀嚼回数が増えるため、満腹感も得やすいです。
◇たけのこに含まれる栄養素!
たけのこには、食物繊維やカリウムが多く含まれています。食物繊維は、便秘の予防だけでなく、余分な糖や脂質などを吸着して、体の外へ排出してくれる働きがあるため、脂質異常症・糖尿病・高血圧などの生活習慣病の予防・改善にも効果が期待できます。
また、カリウムは、余分なナトリウム(食塩)を排出してくれる作用があるため、塩分の取りすぎを調節してくれます。
◇たけのこの白いツブツブの正体は?
節の間に見られる白い粉のようなものは、「チロシン」というアミノ酸の一種なので、食べても問題ありませんが、えぐみの原因の一つになるので、水洗いなどして取り除くと、よりおいしく食べられます。
下記は、たけのこの生産量を表したものです。福岡県と鹿児島県で半分を占めています。
ちなみに、愛知県の生産量は、47都道府県中36位でした。
○R4年度たけのこの生産量
(単位:トン)
※令和4年 特用林産基礎資料(農林水産省)より作成
旬のたけのこは、皮付きのまま売っていておいしいですが、皮付きのまま買って、アク抜きをするのはなかなか大変なものです。水煮のたけのこやスライスされたもの等もスーパーで販売されていますので、ぜひ使ってみてください。
『たけのこ』というと煮物など和食のイメージが強いと思いますが、粉チーズやガーリックと炒めて洋風アレンジにしてもおいしいですよ!
ぜひ試してみてくださいね。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>