歴史民俗資料館の学芸員・田中が町にまつわる歴史や文化等を紹介するコーナーです。
◆からくり人形
今回は、山車のからくり人形について紹介します。武豊町には、上ケ・小迎・下門・富貴の4組の山車がからくり人形を乗せています。各組で披露する演目、技は異なります。
操作上でからくり人形を分類すると、「糸繰り」とサシガネ等で操る「離れからくり」、黒子三人が手・足・胴を操る「三人遣い」の三種類に分けることができます。大半の人形は糸繰りですが、逆立ちなど瞬間に強い力がいるものは、糸が切れてしまうので、サシガネというものを使います。「誰のサシガネだ!」のサシガネは、裏から人形を操る棒「サシガネ」が由来になっていると言われています。
からくり人形がどのように操られているのか考えながら見てみるのも面白いかもしれません。氏神様に奉納する妙技を、瞬きせずご覧ください!
◇写真提供のお願い
歴史民俗資料館では、ふれあい山車まつりに合わせて「なつかしの山車写真展」を開催します。山車に関する古い写真を探しています。詳しくは、歴史民俗資料館までお問合せください。
問合せ:歴史民俗資料館
【電話】73-4100
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