原稿は、議員個人の責任で作成・掲載しています。
一般質問の録画映像は、二次元コード(本紙参照)からご覧ください。
■野下達哉 公明党市議団
▽独自の就学金返還支援制度について
問:奨学金返還の負担を軽減するとともに、若者の地方定着を促す「奨学金返還支援制度」の実施が必要と考えるが、市長の所見を伺う。
答:奨学金返還支援制度は、私のKビジョン3に掲げた政策であり、市全体の財政状況を踏まえ、優先順位をつけて、できるだけ早く実現できるよう努めていく。
▽市町村こども計画について
問:こども計画は取り扱う分野も広範囲になり、こども未来課だけでは職員の負担が大きく計画策定にも影響があるため、人員の増員と予算の確保が必要だと思うが、副市長の考えは。
答:こども計画は子ども分野の総合計画に該当し、広範囲な意見聴取や庁内調整など業務は多岐にわたり、業務量も相当なものになる。計画策定については、現在の人員体制での対応は難しく、総合計画の策定時と同様に一時的な人員増員や委託の予算措置も必要と考えている。
▽防災対策について
問:防災行政無線の内容を確認する方法の導入についてどのように考えているか。
答:電話で確認できる電話応答サービスや聴覚障害者の方にFAXで通知するサービスを検討している。
■津田貴史 無会派
▽すいとぴあ江南のにぎわい創出
問:令和7年以降ホタル放流は継続するか。
答:指定管理者からは、令和6年度の実施状況を踏まえ、令和7年度以降もふるさと文化育成等事業での実施を前向きに検討していくと伺っている。
問:施設活性化のために利用者の少ない階の展示室に、市に所縁のある円空関連の資料を展示できないか。
答:利用者の方がギャラリーを借りて、資料の展示や掲示を行うことは可能である。
▽すいとぴあ江南の今後の対応
問:公共施設再配置計画では「譲渡又は廃止」の方向性とあるが、施設を廃止する場合の必要条件は何か。
答:当該施設の廃止には、議会の過半数の同意による施設廃止条例の制定が必要となる。
問:廃止時期を検討するときには、耐用年数が20年近く残っているので、残存価値が0になるまで存続させる場合なども検討できないか。
答:すいとぴあ江南は建設から30年が経過し、維持運営に毎年約1億1000万円を支出、機械設備の故障などによる修繕も必要な状況である。今後の大規模改修などの費用を考慮する必要があり、施設の耐用年数を廃止時期とせず、市民ニーズや建物の劣化状況などから検討する。
■土井紫江南クラブ
▽「少母化」対策と人口戦略について
問:新たな公共交通を検討する上で、若者や女性の視点を取り入れる方針は。
答:新たな公共交通は、既存公共交通と合わせて若者や子育て世代など全てのニーズに応える地域特性に適した交通システムとなるよう、令和6年度より検討している。
問:若者が気軽に訪れ、地域への愛着も育むことができるような「第三の居場所」づくりについて、市の考えは。
答:令和8年7月に新しく開館予定の(仮称)多世代交流プラザ3階で、開館時間が午後7時までの児童館を整備し、より中高生が利用しやすい施設にする予定。
問:女性の負担に寄り添い、出産における選択肢を増やす和痛分娩への助成について、市で検討できないか。
答:和痛分娩は安心・安全に出産するための選択肢の一つと認識しているが、市では自然分娩に対する助成制度を設けていないため、負担の公平性の観点から難しい。
▽「想定外」を想像した災害への備えについて
問:事前に確保されていた福祉避難所の開設が進まなかった能登半島地震に学ぶ、市の分析と対策は。
答:能登半島では施設や職員の被災が影響した。地震発生後速やかに協定施設や介護職員の被災状況を把握し、県への協力要請を求めるなど、円滑な運営に努めたい。
■片山裕之 江南クラブ
▽南部学校給食センターと交通児童遊園跡地について
問:南部学校給食センターと交通児童遊園の跡地、布袋の大仏、布袋北部学供の辺り一帯をリンクした開発を検討し、布袋駅からそこを目指して人が動くような仕組みを作ってはと考えるがどうか。
答:まちづくりの観点から魅力ある場所となるよう一体的に整備、活用することも検討する必要があると考えている。跡地の活用については、市内部だけではなく民間事業者からもいろいろなアイデアを聞き、検討していく。
▽資源ごみの立ち当番制について
問:資源ごみの区への協力金を増額し、立ち当番の報酬として明確に位置付け、希望者に有償にて行っていただく方法もよいと考えるが、いかがか。
答:各地区で有償ボランティアを募り、協力金を充てることは有効な使途と考えるが、現在、収集方法の見直しと立ち当番のスリム化を併せて、総合的に収集体制の在り方を検討しているため、協力金を立ち当番の報酬と位置付けることについては、慎重にあるべきと考える。
要望:立ち当番を有償にて希望者に行ってもらう方法と可燃ごみ同様に路線収集が可能な資源ごみを袋収集する方法を検討し、早期に立ち当番の負担軽減の実現を。
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