原稿は、議員個人の責任で作成・掲載しています。
一般質問の録画映像は、二次元コード(本紙参照)からご覧ください。
■牧野行洋 江南クラブ
▽子供の自殺対策について
問:10万人当たりの自殺死亡率の現状と、自殺対策計画による今後の目標値はどうか。
答:全年齢層の自殺死亡率は16.0と全国より低いが、令和8年度までに11.4以下にすることを目指す。
問:9月新学期に向け、子どもの自殺防止策は行ったか。
答:小・中学校では、児童・生徒に苦しい時は周囲の家族や先生、友人に相談を促すメール配信などを行った。要望児童生徒の情報端末に、心身状態を細かくケアできるようになるアプリの導入を検討してほしい。
▽企業版ふるさと納税制度について
問:市制70周年記念ドラマ制作への寄付の状況はどうか。
答:当初目標額の2000万円を達成した。
問:この制度を市の独自財源とするため、制度利用を企業に促す営業戦略のようなものはあるか。
答:企業の共感を得て関係性を強化し、地方銀行の支援も受け、制度活用を進めたい。
▽新規就農希望者への支援について
問:新規就農希望者のために、就農者の情報提供や農業経営収入保険料への助成を行ってはどうか。
答:就農者の希望により、営農情報を市ホームページに掲載し、保険料への助成は他市事例を参考に検討する。
■三輪陽子 日本共産党江南市議員団
▽外国の方への支援の充実を
問:増加している外国の方に対応するため窓口対応の通訳の方の勤務時間延長と待遇の改善ができないか。
答:窓口などで通訳を必要とする場面が全庁的にどの程度か把握して適切な人員体制に努めていく。
問:日本語指導が必要な児童・生徒に対して学校ではどのような支援がなされているか。
答:県から古知野東小、宮田小、藤里小に各1名、宮田中に2名の日本語教育適応学級担当教員が配置され、その他の学校には兼務で巡回し、指導・支援をしている。
▽保育士不足の解消と保育内容の充実を
問:国の保育士配置基準が3歳児で1対20から1対15、4、5歳児で1対30から1対25に変わったが、市でその基準の保育士が配置されているか。
答:3歳児で2クラス基準に満たないが、新配置基準に対応できるよう早期に保育士の人材確保に努める。
問:この配置基準が実現しても世界の国と比較するとワ―ストクラスである。特に1歳児の1対6は困難である。岩倉市1対4、犬山市1対5のように改善できないか。
答:3歳以上児の新配置基準の早期実現に努め、順次、1歳児の1対5の配置基準への対応も進めていく。
■掛布まち子 日本共産党江南市議員団
▽水道の広域化について
問:県水道広域化推進プランは、市の配水場・ポンプ場を廃止し県水を直結配水する統廃合、管理の一体化などの見直しを想定している。ダムを造りすぎて余った高い県営水道の水を貴重な自己水源を廃止して買わされることになる。身近な自己水源は、大災害時の長期断水を防ぐために大切だ。早めに広域化検討体制から離脱するよう求める。
答:広域化にむけ施設や維持管理の共同化など、段階的に進めることとしているが、市の配水場などの廃止は困難と考える。広域化は、専門職の確保や広域的な支援体制による災害対応能力強化のメリットがある。現時点では広域化研究会議からの離脱は考えていない。
▽農業振興の推進を
問:食糧と農業の危機が同時進行している。農業衰退を止める多方面の取り組みが必要だ。新規就農者の安定した経営継続のために、収入保険加入費用の補助や、仲間づくり、共同の情報発信による販路拡大へ支援を求める。
答:収入保険加入費用の補助は、他自治体の事例を参考に検討する。新規就農者同士の集まりの場や情報発信については、要望があれば、場の提供や市ホームページに営農活動を掲載するなど支援に努める。
■中野裕二 江政クラブ
▽江南駅東側のアーケードについて
問:以前にも質問したが、景観や防犯上からも改善しなくてはならないと思うが、今後の対応についてどう考えているか。
答:所有者の方とも協議を継続し、現状の改善に向けて何らかの対応ができないか検討している。
要望:民間団体の所有物であり、行政ができることは限られると思うが、この問題を取り上げている以上、私も協力できることはするので、当局においても引き続き検討を重ね、一緒に解決に向けて取り組んでほしい。
▽街路樹の対応について
問:市道江南岩倉線の街路樹の剪せんてい定要望が多く寄せられているが、街路樹の撤去については、どのように考えているのか。
答:現行の「道路構造の手引き」の基準に照らし合わせ現場状況を確認しながら、枝道から本線に進入する交差点部分などの見通しが悪く危険と判断した街路樹については、予算の範囲内で撤去を進めていくよう考えている。
▽他の質問項目
・市の人口増減について
・市の財政課題について
・すいとぴあ江南の対応は
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