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【特集】命を救う最前線

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愛知県江南市

◎救急出動件数が過去最多

令和5年の全国の救急出動件数は、約40万件増加し、集計開始以来、最多となりました。
江南市の令和5年の救急出動件数は過去最多の5432件で、市民の約20人に1人が救急搬送されたことになります。
出動件数は、令和6年も増加する見通しで、特に夏場は、猛暑による熱中症患者の増加により、出動件数が急増する傾向があり、多い日で1日に20件を超える出動があります。
救急搬送は、通報を受けてから病院に搬送し、消防署に戻るまでにおよそ1時間かかります。救急車が全て出動している状態で要請が入った場合、近隣市町に応援を要請するため、到着までに時間を要することになります。

■江南市の救急体制
江南市の救急隊は、3つのグループが3交替制で24時間365日、市内の救急業務を担っています。
救急車は、消防署本署に3台、東分署に1台あり、傷病者の意識がないなど、緊急性が高い場合は、救急隊と消防隊が連携し、救急活動を行う場合もあります。

【救急隊から皆さんに伝えたいこと】
出動の結果入院が不要だった:49.9%

■救急は市民全員で共有している限られた資源―
消防署救急第1グループ
平松 朋久さん(副主幹・消防司令)
救急隊は、命の危険が迫っている方に必要な処置を行い、一刻も早く医師の元に送り届けることが大きな役割です。
救急要請が増加すると、通報を受けてから到着までに時間を要することになり、救える命が救えなくなる可能性が生じます。
令和5年の江南市の救急要請では、軽症と判断され、入院が必要なかったケースは約半数で、中には「介護中の家族をベッドに戻してほしい」「足がつってしまった」など、緊急性のない救急要請があったことも事実です。
皆さんにお願いしたいことは、救急車や救急隊員の数は限られていることをご理解いただき、救急車の適正利用にご協力ください。

○こんな時は迷わず救急車を
・緊急性の高い病気やけが
・呼吸、心臓が止まっている
・激しい頭痛、胸痛、腹痛・突然倒れ、呼びかけても反応がない
・広範囲のやけど
・交通事故などの突発的なけが

■救急の日2024
日時:9月15日(日)9:30~16:00
場所:ヴィアモールアピタ江南西店イーストコート
「身近な人のもしものために」
・資器材の展示
・救急隊なりきりコーナー

▽健康チェックもあります
・胸骨圧迫体験(心臓マッサージ)
・AED取り扱い体験(自動体外式除細動機)

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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