文字サイズ
自治体の皆さまへ

【市民病院特集】病院の中で活躍する薬剤師~病院薬剤師の仕事~

3/33

愛知県津島市

薬剤師といえばクリニックの近くにある薬局にいるイメージが強いかもしれません。しかし、病院の中にも薬剤師が常駐し、様々な業務にあたっています。今回は、当院で薬剤師が行っている仕事をいくつか紹介します。

■調剤の仕事
◇飲み薬の調剤
主に入院患者さんの薬を調剤し、薬の量や飲み方、飲み合わせを確認します。口から薬を飲むことが難しい入院患者さんには、粉砕したり溶かしたりした薬を、鼻やおなかに入れた管を通して投与することもあります。薬の性質によってはそれができない場合もあるため、同等の効果がある別の薬への変更を医師に提案しています。

◇点滴薬の調剤
入院患者さんの点滴薬を調剤し、確認します。複数の点滴薬を同時に投与する場合、酸性・アルカリ性など薬の性質の違いによって濁ったりしてしまうことがあるため、同時に使っても問題ないかを薬剤師が確認しています。また、長期間使用される栄養剤の点滴は、菌に汚染されやすいため、薬剤師が無菌の状態で準備しています。

■病棟での仕事
入院患者さんの薬を確認し、薬の説明をしたり、効果や副作用の確認をします。患者さんから聞き取った情報や血液検査、レントゲンなどの画像情報をもとに、医師と相談しながら、患者さんにとって必要な薬の提案を行っています。また、薬によっては、患者さんの血液中の薬の濃度を調べて最適な薬の量を計算することで、安全で効果的な治療に関わっています。

入院患者さんが退院される際には、病院からお渡しした薬と入院前に使用していた薬が混ざり、誤った薬を飲んでしまわないように、薬の管理を行っています。また、入院中に薬の変更があった場合は、他の病院や調剤薬局の医療従事者が分かるように、お薬手帳への記載やかかりつけの調剤薬局へのFAXを通して情報提供をしています。

◎患者さんの治療には様々な医療スタッフが関わっています。その中で薬剤師は薬物療法の方針について医師と話し合いをしたり、看護師から薬剤の使用方法や注意点について相談を受けることが多くあります。このような連携を行うことによって、患者さん1人ひとりの最適な治療に貢献できるように日々努力しています。

問合:市民病院管理課管理G
【電話】28-5151
内線2203

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU