文字サイズ
自治体の皆さまへ

〔連載コーナー〕ヘルシーナの健康応援ナビ

30/46

愛知県田原市

■「子宮頸がん」を予防しよう!

子宮頸がんは若い世代の女性のがんの中で多くを占め、毎年約1万1千人がかかり、約2900人の女性が亡くなっています。

▼ウイルス感染で起こる子宮頸がん
子宮頸がんは、子宮の頸部という子宮の出口に近い部分にできるがんで、そのほとんどが、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因で生じることが分かっています。HPVは、女性の多くが一生に一度は感染すると言われています。感染しても、ほとんどの人はウイルスが自然に消えますが、一部の人でがんになってしまうことがあります。現在、感染した後にどのような人ががんになるのか分かっていないため、感染を防ぐことが、がんにならないための手段です。

▼子宮頸がんの予防
子宮頸がんに対して、私たちができることは、検診の受診と、HPVワクチン接種の2つです。
○子宮頸がん対策のためにできる2つの方法
・方法1 ワクチンで感染を予防
+
・方法2 検診で早く見つけて治療

▼子宮頸がん検診
20歳以上の女性は、子宮頸がんを早期発見するため、検診を2年に1回受けましょう。子宮頸がん検診の対象者は、20~79歳の女性で、6月~翌年1月末まで市内指定医療機関や検診車で無料で受診することができます(検診車は2月中旬まで)。
がん検診の案内の中に対象の方には、子宮頸がん検診の受診券、またはクーポンが入っています。

▼HPVワクチン接種
中学1年生~高校1年生相当の女子を対象に、子宮頸がんの原因となるHPVの感染を防ぐ「HPVワクチン」の接種を実施しています。対象者は公費で接種を受けられます。
HPVの中には子宮頸がんを起こしやすい種類のものがあります。HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができ、子宮頸がんの原因の50~90%を防ぐことができます(ワクチンの種類により異なります)。世界保健機関(WHO)では接種が推奨されており、世界120カ国以上で公的な予防接種が行われ、イギリス、オーストラリアなどの接種率は80%以上です。

▼キャッチアップ接種
市では、公的機関がHPVワクチン接種の案内を差し控えていた時期に、接種機会を逃した世代の女性を対象にキャッチアップ接種を行っています。
○HPVワクチンの「キャッチアップ接種」とは?
Q.対象は?
平成9~18年度生まれの女性です。
Q.費用は?
自己負担なく、公費で接種できます。
Q.接種時期は?
キャッチアップの期間は、令和7年3月までです。標準的な方法では、3回接種するのに6カ月かかります。接種をお考えの方は、お急ぎください。

接種を希望する方は、本紙QRコードからお申込みください。後日、予診票をお届けします。市健康課、あつみライフランドでも申込可能です。

全てのワクチンには効果とリスクがあります。ワクチンの有効性や接種による副反応を十分にご理解いただいた上で接種を受けてください。

問い合わせ:健康課
市役所内【電話】23-3515
あつみライフランド【電話】33-0386

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU