全ての子どもは、適切な養育を受け、健やかな成長・発達や自立が図られることなどを保障される権利があります。児童虐待は社会全体で取り組むべき重要な課題です。
■虐待の種類
児童虐待は次の4つに分類されます。
●身体的虐待
殴る、蹴る、たたく、激しく揺さぶる、溺れさせる、家の外に締め出す、意図的に病気にさせるなど
●心理的虐待
言葉で脅かす、無視する、他のきょうだいとは著しく差別的な扱いをする、子どもが傷つくようなことを言う、子どもの面前での家庭内暴力など
●性的虐待
子どもへの性的行為、性器を触らせる、性的行為を見せるなど
●ネグレクト
乳幼児を家に残したまま外出する、適切な食事を与えない、清潔面の世話をしないなど
■愛知県の虐待の内容
愛知県の虐待の内容は、心理的虐待が特に多く、年々増加しています。これは、家庭内暴力で警察を呼んだ時、子どもにDVを見せたり聞かせたりすることなど(面前(めんぜん)DV)が心理的虐待に当たるためです。
○愛知県の虐待の内容
■心理的虐待について
家庭内でDVがあると児童虐待が同時に行われている場合があり、両者は密接に関係していると言われています。
子どもが直接暴力を受けていなくても、大切な家族の暴力を見たり、暴言を聞いたりすることは子どもの心を非常に傷つけます。
■子どもへの主な心理的虐待
・自尊心を傷つける言葉を繰り返し使う
・無視や拒否的な態度をとる
・著しくきょうだい間差別をする
・大声や脅しなどで恐怖に陥れる
・子どもがDVを見てしまう
■心理的虐待の影響
心理的虐待は、子どもの心にさまざまな影響を及ぼします。
●暴力で問題解決しようとする
●自分がDVの原因と思う罪悪感や、DVを止められない無力感を感じる
●他者を信頼できなくなる
●空想の世界やゲームなどへ逃避する
●思春期などになってさまざまな問題行動が出る など
子どもの様子がいつもと違うと思ったら、ためらわずに連絡しましょう。皆さんの気づきが虐待の防止につながります。
▼相談窓口
●田原市役所子育て支援課で23-3513〔休日・夜間〕【電話】22-1111
●東三河児童・障害者相談センター【電話】0532-54-6465
▼児童虐待かも?と思ったら
●児童相談所全国共通ダイヤル【電話】189(いちはやく)
問い合わせ:子育て支援課
【電話】23-3513
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