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新指定文化財を紹介します

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愛知県碧南市

文化財は、長い年月の間に残された先人たちの遺産です。そこで、市内にある文化財のうち重要なものを指定し、保存・活用を図っています。このたび新しく3件を指定し、市指定文化財は計53件になりました。

■[有形文化財] 松平広忠判物
天文12年(1543)
紙本墨書23.6×39.0cm
個人所有
徳川家康の父である岡崎城主松平広忠が、天文12年(1543)に、当時の大浜の熊野下之宮神主である長田甚助に発給した判物で広忠直書の原本です。

■[有形文化財] 松平元康判物
永禄2年(1559)
紙本墨書29.0×43.0cm
個人所有
松平元康(のちの徳川家康)が、永禄2年(1559)に当時の大浜の熊野上之宮・熊野下之宮の各神主と推定される長田喜八郎・同与助に発給した判物で、元康直書の原本です。

■[有形文化財] 大浜西浜図
江戸時代・文化年中(1804-18)
紙本着色32.2×1,060cm
大浜西岸に続く文政期以前の砂浜(傘松から松江付近)の春を、海から描いたものです。真野桃蹊という文人画家が江戸時代、文化年中(1804~18年)に描いたとみられます。右は堀川河口、左は新川河口の部分になります。本巻は瓦屋根の町並、瓦造りの窯や地曳網の生業、浜辺に敷いた蓙の上に集う人々、天秤棒で物を運ぶ人など、人々の暮らしぶりが生き生きと描かれています。当該地域では類例のない地域を描いた風俗図であり、極めて貴重です。

問合せ:文化財課
【電話】48-6602

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