■海の中のハナのお話
みなさん、ハナといえば何を思い浮かべますか?可愛らしい花、あでやかな華、顔についている鼻?魚の中には名前にハナがつく種類がいろいろいます。当館では、キンギョハナダイ、ハナミノカサゴ、ハナヒゲウツボなどの名前にハナのつく魚を展示しています。
キンギョハナダイは、小さな花びらのようなかわいらしい魚で、日本では相模湾以南の太平洋沿岸に生息しています。ハナミノカサゴは、ミノカサゴよりも華やかな模様をしており、背びれや尻びれなどの先端の棘(とげ)の部分に毒があり刺されるとすごく痛いです。日本では駿河湾以南の岩礁やサンゴ礁域に生息しています。ハナヒゲウツボは、片側に2つずつある鼻孔のうち、前の鼻孔が管状に伸び、さらに管の先端が花びら状に開いていることから花髭(ひげ)ウツボと名付けられました。また、この他にも上下の顎に細い肉質突起があり、髭のように見えることから鼻髭ウツボとも呼ばれます。日本では南西諸島などに生息しています。ぜひ海浜水族館でいろいろなハナを探してみませんか。
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