2.家庭でできる備えは何ですか?
■避難所の再確認
災害時や大雨・暴風警報などが発令された場合、市では状況に応じて被災する恐れのある人たちのために以下の避難所を開設します。災害の種類によっては浸水するために使用できなくなる避難所もあるので、ハザードマップなどを参照して自分の住んでいる地域や勤務先付近の避難所と避難経路を家族などで話し合い、再確認しておきましょう。
避難所の開設の状況は、市ホームページやへきなん防災メール、ケーブルテレビKATCHなどで確認できます。
凡例
○:使用可
△:上層階のみ使用可
×:浸水のため使用不可
※災害規模により開設しない避難所もあります。
■発災後のトイレについて
災害時に、水道が止まってしまったら、いつものようにトイレの水を流すことができませんし、下水道が破裂した場合は、水を流しても排泄物が流れない場合もあります。過去の震災では、集合住宅などで、地震で屋内配管が破損して、水が下の階に漏れてトラブルになった事例がありました。そのため、下水管の状況が確認できない段階では、携帯トイレを使用する方が無難です。もし、トイレを気持ちよく使うことができないと、体調を崩したり、災害関連死につながる可能性があります。自身と家族を守るためにも、携帯トイレを備蓄するようにしましょう。
■家族構成に応じた備蓄
大規模災害の発生直後は、被災地に支援物資が届くまでに時間がかかることを前提として、国は1週間分以上の備蓄を呼びかけています。食料は長期保存できる非常食だけでなく、食べ慣れているものがあると、より安心です。また、即席めん、缶詰、レトルト食品などを多めに購入しておき、順番に使いながら備えることで、賞味期限切れを防ぐ方法がおすすめです。
■非常持出袋の準備
非常持出品はまとめて、すぐに持ち出せるようにしましょう。持出品は男性で15kg、女性では10kgまでが目安です。また、持出品の使用期限を定期的に確認しましょう。災害発生直後、避難所には食料が充分にないため、避難所へ行くときには、家庭で備蓄している食料を持参してください。ただし、災害発生直後に津波警報が発令されている場合は、備蓄品を持たずに、まず命を守るための避難行動を取ってください。家庭での備蓄品は、津波警報が解除された後、自宅へ取りに戻りましょう。
▽食料品
・水(1人1日3リットルが目安)
・非常食
・粉ミルク、哺乳ビン
▽感染症対策用品
・マスク
・体温計
・アルコール消毒液など
▽その他
・めがね、コンタクトレンズなど
・入れ歯など
・病院で処方された薬
▽日用品
・懐中電灯
・携帯ラジオ、イヤホン
・予備電池
・携帯電話、充電器
・卓上コンロ
・ライター
・ティッシュペーパー
・携帯用トイレ
・おむつ
・生理用品
・ビニール袋
・旅行用携帯ハブラシ
▽衣類
・タオル
・衣類
・下着
・雨具
▽貴重品
・現金・小銭など
・健康保険証、運転免許証など
・預金通帳
■アレルギー対策は各自で
市の備蓄については、全てのアレルギーには対応していません。アレルギーがある人は、各自で必要なものを備蓄してください。十分な注意と日頃の備えをお願いします。また避難所では、以下のことに注意してください。
▽食物アレルギー
非常食、炊き出しでは、食べられるもの、食べられないものがあります。周囲の人に周知・理解してもらい、貴重な支援食であっても、原因物質が含まれていれば食べないよう注意してください。
▽ぜんそく
ほこりや煙草、たき火などの煙で発作になることがあるので、必ずマスクをつけましょう。
■災害用伝言ダイヤル
災害用伝言ダイヤルは、災害発生時に電話がつながりにくくなったときの、安否確認や居場所などを登録することができる伝言サービスです。登録者の電話番号を知っている人であれば、伝言内容を聞くことができます。防災週間(8月30日~9月5日)は体験利用ができます。
▽伝言の再生方法
「171」にダイヤル
↓音声ガイダンスが流れる。
再生の場合「2」
↓音声ガイダンスが流れる。
被災地の人の電話番号を入力
▽伝言の録音方法
「171」にダイヤル
↓音声ガイダンスが流れる。
録音の場合「1」
↓音声ガイダンスが流れる。
被災地の人の電話番号を入力
■感震ブレーカー
地震による電気火災を防ぐため、感震ブレーカーをつけましょう。東日本大震災における火災の発生原因のうち、過半数が電気火災でした。感震ブレーカーとは、地震発生時に設定値以上の揺れを感知すると、ブレーカーやコンセントなどの電気を自動的に止める器具のことです。感震ブレーカーの設置は、不在時やブレーカーを切って避難する余裕が無い場合に電気火災を防止する有効な手段となります。
■回りのものが危険物に
地震が起きたとき、揺れでけがをしないことが第一です。建物の耐震化とともに、自宅や職場などの身の回りを確認しましょう。倒れたり動いたりしそうなものは、しっかりと固定しましょう。
■家具転倒防止事業
市では、高齢者や障害者を対象に、無料で地震などによる家具の転倒を防止する固定金具の取り付けを、対象となる家具5点まで無料で取り付けます。借家やアパートに住む人は家主の了解が必要です。
対象者:
・65歳以上の人のみの世帯に属する人
・身体障害者手帳(1・2級)を所持する人
・精神保健福祉手帳(1級)を所持する人
・IQ35以下の人(IQ値は、療育手帳の判定による)
対象となる家具:洋服たんす、整理たんすなど
問合せ:高齢介護課高齢福祉係
【電話】95-9888
問合せ:防災課防災計画係
【電話】95-9874
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